この話はもう書かずにいられないと思って書いてます。フランスのテロの話です。100
人を超える亡くなった方々には心から哀悼の意を表します。しかし、今は本当に世界的
に見ても不安な時代と言わざるを得ません。それでも日本は平和です。生活水準だって
ある程度ですし、第一に死を覚悟してというのがほとんどない。そういった意味では中
東もそうですし、アフリカ、東南アジア、数え切れないほど紛争の起きている場所が
あります。そういった意味では日本のマスコミで報道しなくて、世界のどこかで数多く
の罪の無い人たちが毎日亡くなっている、そんなことになります。
日本でノウノウと生活している私たちには絶対に分からない部分ですが、毎日どうしよ
うもなく亡くなっている人たちがいる現実をどう受け止めれば良いのか。これは非常に
重要な事柄のように思います。島国だから海外での話しだからと目をつぶっていて良い
訳がない。そう思いますね。紛争でなくても食べ物が無かったり、家もなくて亡くなっ
てる子供たちが日々大勢いるのも事実なのですから。
日本は正直言って裕福です。明日食べるものがないとか、住むところがないとかは、ま
ずあり得ません。だから恵まれているのです。恵まれているのなら、同じ地球に住む人
たちが死を前にして生活しているのなら、出来ることをしてあげるべきです。単純に
何を出せとか、何をあげろ、とか、そんなことを言うつもりはありません。自分自身で
今の自分の置かれている状況はどんな状況か、それをはっきりと出来るだけ正確に理解
することが最初に大事でしょう。そして、それを踏まえて自分はどうすべきか、一生懸
命考えるべきと思います。答えは一生懸命考えれば、出てくるはずです。
パリでのテロは本当に悲惨でした。言葉に出せないぐらい悲惨です。それに加えて色ん
な地域の、色んな宗教の人たちが、不当にも大勢殺され、亡くなっている事実も決して
忘れていけない、目をつぶっていてはいけないと強く思うのです。