日本の国民人口の減少のお話は前にも少ししましたが、出生率が低くなっているため、
今後の予想ではどんどん若い方が少なくなり、2030年過ぎには人口が1億人を下回る
予想を総務省が出しています。これほ本当に大事件になります。下の図を見ても分かる
のですが、明治維新以降どんどん伸びていた人口増加が2006年頃をピークに激変して
いる訳です。下の図は資料としては古いほうなので最新の予測は上の図になります。
そうなると資料が新しいほうが人口減少の傾きが厳しいわけです。もう、待ったなしで
新生児を増やす必要がありますが、どう考えても女性が安心して子供産める環境では
ありません。それでも最近は若干、年代によっては出生率が高めになっている年代も
あるようですが。何故、政府は北欧のように新生児を産んだら、国がそれを補助する
ような政策を取らないのか。一般国民も、もう日本は老人国となって国の勢いが衰退し
て行くだけで良いように思っているとも思えません。広報も足りないように思います
し、自分たちの年代の問題ではないような受け取り方もあるように見えます。
しかし、これは大問題ですよね。国はどうこうなると言うよりは老人が社会に増えて
国民総生産(GDP)もどんどん下がり、税収も減り、そして生活レベルもどんどん下が
っていく社会になっていくわけです。別にGDPが若干下がろうがどうでもそれは良いで
すが、生活のレベルが下がることや国として勢いがなるなることは本当に大問題ですよ
ね。絶対に言い訳がありません。国民個々の意識もそうですが、政治を変える必要が
あります。老人ばかりの国になったら、もちろん、景気を回復させて、GDPもそれなり
の数字にしよう、などと言うのも夢のまた夢。そんな状況になりつつあるわけです。
北欧ではそれを政治で変えた成功事例が幾つもあります。日本が出来ないわけがない。
投票は18歳以上になったわけですし、また、投票率も本当に低い。国民が政治に関心を
持っていない間にどんどん深刻な問題だけが国として残る、なんてことは絶対に避ける
必要があります。皆さんも解決法をどうするかまで考えなくても、現状、人口減少問題
は本当に深刻でまったなしの問題なんだと言う意識だけでも持って頂ければ、助かりま
す。どうみても今、対応しないと駄目ですよね。本気でそう思ってます。