この4月にまた、東京ディスニーランド(TDL)の料金が値上げになるのだそうです。愛
好者にとっては頭の痛いお話ですし、実は3年連続の値上げ。1日券のワンディ・パスポ
ートで言えば6900円から7400円の値上げにすんだそうです。これは2014年の6200円と
比較すれば1000円もの値上げ。約2割ものの値上げになっています。これはいったいど
ういうことなのでしょうか。
いくつか考えられることがありますが、儲かっているのはもうあからさまな事実で、
TDLとシィー(TDS)の2014年3月期のテーマパーク売上高は3909億円、営業利益は971
億円とそれぞれ最高を記録しているそうです。しかし、3年連続の値上げ。普通は、こ
んな強気の方向は取らないように思いますが、何故か。
これはどうもオリエンタルランドの中期経営計画に直結しているようです。1つにはテ
ーマパーク事業に5000億円規模の新規投資をするということ。その中ではTDLのファン
タジーランドの面積を今の2倍にしたり、TDSに新しいテーマポートを開発することを
検討しているのだそうです。今、TDSではテーマポートと呼ばれる7つの:エリアで構成
されています。ですから、値上げの意味は、今後も巨額な設備投資に費やされると言う
のが答えになります。3年連続なんてかなり強引だと思いますが。
少し振り返ってみるとTDLの完成は昭和58年、総建設費が1580億円、そしてTDSが平
成13年で3380億円。もう平成28年ですから同じようにお金の額を比較出来ませんが、
膨大な新規投資をするのは間違いがないようです。若干、混雑等で評価の下がっている
TDL,TDSですが、どう考えてもあの混雑はお客様の入園数を多く入れ過ぎていますよ
ね。その部分は「夢の国」と言う本質的な存在価値からしても是非解決して欲しい大き
な課題のように思います。