現状の日本の状況を正確に把握していませんが、最新のCNNの調査では米国の世帯数の
43%が月々の家計のやり繰りに苦労し、住宅費、食費、子どもの世話、健康保険、交
通費や携帯電話利用料などの支払いに困らないほど十分な収入を得ていないことが全米
規模の最新調査で19日までにわかったそうです。これは自分にとっては大きな驚きで
す。米国は景気がそれなりに良いと勝手に思っていましたから。ということは景気が良
い階層は限られているということなのでしょう。今までのようにホワイトカラーを中心
とした政策では自分たちの生活は一向に良くならないと思ったことが、今回のトランプ
政権発足にも繋がっている気がします。
日本は世界の中でも生活水準も良く、それなりの生活レベルを維持できている世帯が多
いように思うので、米国の本当の意味での生活状況を正確に把握することは難しいよう
に思います。何せ皮肉で言えば、今の日本は加計問題で1年以上国会が空転していても
表面上は国民は何も困っていないように見えますから。高額の費用と貴重な時間を無駄
にしても誰も表立っては文句は言いませんものね。
さて、少し前にもここで取り上げましたが、地球全体の富の殆どが、一部階層によって
牛耳られているのは紛れもない事実です。そして前以上に富の格差が拡大しているのも
事実です。社会主義が良いとは言いませんが、資本主義は限界になっています。つまり
主だった人が幸福を感じていなければ、人間その物の存在意義が薄れてしまいます。
そう、もう少し富が平等に配分される社会システムが必要です。それと日々、薄々と感
じているであろう、地球環境破壊の足並みもどんどん加速しています。これがら処置が
手遅れになる前に賢い人間は何とかしないと絶対にいけないように思います。