少し驚いてしまう統計ですが2010年から「まぐろ缶」よりも「さば缶」の方が日本での
生産量は多くなっているのです。これは公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会
での調査結果ですが、これは自分の感覚では驚きになります。確かにサバ缶は安いし、
美味しいしで貴重な簡単に食べることの出来る食料です。水煮なんて確か100円以下で
売ってることもありますよね。2017年統計では約39,000トンのサバ缶が生産されていま
す。単純計算では1日に107トンのサバ缶が生産されていることになります。これとまぐ
ろ缶を比較すると、マグロは24000トンちょっと。断然、サバのほうが多いですよね。
サバ缶と言えば、水煮と味噌煮が有名になっていますが、今ではオイル漬けや、醤油や
バジルの味付け缶等種類も豊富になっています。また、栄養面で見ると、サバには筋
肉や皮膚の原材料となるタンパク質、代謝に必要なビタミンB、そして、有名になって
いますが、必須脂肪酸であるDHA,EPAが含まれています。これらは特に現代人は欠くこ
との出来ない栄養素ですよね。
こんな素敵な食べ物ですが、水煮缶のほうが、味噌煮缶よりも塩分と糖分の面で身体に
良いようです。安くて美味しくて、食べやすいサバ缶。今まで毛嫌いしていた方も是非
トライしてみては、いかがでしょうか。