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沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

海底地滑りによる津波の恐ろしさ

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22日夜にインドネシア・スンダ海峡で起きた津波は、国家災害対策庁によると死者が

222人、843人が負傷とかなりの災害になっている。津波の高さは90㎝とも言われてい

るが、津波で90㎝は被害としては大きい被害になる。津波の高さが70cmも超えれば

成人も立っていられない。そして、今回の津波は火山活動による海底の地滑りとなって

います。地震は起きていなかったと。海底地滑りのよる津波の話は、あまり耳にしない

ようにも思いますが、現実には数多く、それで津波が起きています。

 

例1、パプアニューギニア津波(1998年7月17日)1998年7月17日午後7時頃(現地

時間)発生した津波が、パプアニューギニアの北西部のシッサノ・ラグーンを襲い、死

者2202人という大きな被害を出した。 M 7.1という地震の規模に比べてラグーンにお

ける最高津波高15mは大きく、「地震動に誘発された海底地滑り」もしくは「ラグーン

沖の特殊な海底地形」により津波が増幅されたと考えられている。

 

例2、アラスカ地震での海底地すべり(1964年3月27日) 1964年3月27日、M=9.2 の

アラスカ地震が発生し、震源から約64km 離れた石油パイプラインの基地バルディーズ

の沿岸が大規模な海底地すべり被害に遭った。ここの地盤はデルタ堆積層からなり、粗

砂及び礫層の間に、シルトおよび細砂層がある。標準貫入試験によるN値は7~25であ

った。 地震発生時、このデルタ堆積層で液状化が発生し、約7500 万もの土塊が、奥

行150mの陸地もろとも数100m流出し、それに伴い沿岸の港湾施設も破壊され流失し

た。 地すべりを起こした海底の勾配は平均10%程度かそれ以下で、通常の海底勾配よ

りはかなり急であり、海岸近くは局所的に30%程度の所もあった。 地滑りにより、海

岸線は最大百数十メートル陸側に後退した。

 

ここでは海底地滑りの例を2つ出しましたが、津波としては規模も大きいです。こうい

った津波も例があることを頭の隅に入れておくべきですね。