東京の東池袋で19日の正午過ぎぎに起きた本当に悲惨としか言いようがない、通行人が
何人もはねられ、31歳の母親と3歳の娘さんが死亡にいたった事故。余りにも悲惨過
ぎて言葉も出ないような交通事故でした。事故を起こした男性も87歳とかなりの高齢者
でした。怪我をされた方も本当に驚いたと思いますが、どうも車に乗っていた、その男
性も奥様も言葉になりません。同様の事故が続いてる中で同様の事故をどうすれば防げ
るかを少し考えてみました。
まずは事実のみを確認していきます。運転者の男性は87歳。かなりのご高齢と言っても
差し支えのない年齢です。そしてご自身も免許を返上することも口にしていましたし、
ご近所の方も運転には不安も見えていたような話も出ていました。次に事故の状況です
が暴走した距離は約150m。この距離は自分の意識では結構長いです。そして警察の
発表ではハンドル操作もブレーキ操作もなされてなかったとの想定です。それでご本人
からはブレーキが戻らなかったという言葉が出ているそうなので、スピードは出たまま
の状況。50㎞以上で100㎞にも近かったのではないかと言う目撃情報もあります。どれ
が正しい情報とか違っているとかも分かりませんので、単に出ている情報を列挙してい
きます。警察の判断としては最初のガードパイプに接触後、運転手の男性は何も出来な
かったのではないかと言う推定です。実際ブレーキ痕もハンドル操作による道路への
タイヤ痕もなかったとすれば、そういうことでしょう。もし、当時の暴走時の車の平均
スピードが60㎞だったとしたら、その所要時間は9秒。この時間をどう見るかですが
老人がパニックになった際には何も反応が出来なかったとしても、それはあり得るかな
と思いました。
そして、運転に関するシミュレーションの実験結果も出ていましたので内容を見てみま
すと高齢者はブレーキ操作自体は若者と大差ないが、ブレーキを踏むまでの認知時間に
差が大きく、それに加えて視覚も狭くなっていることが確認されています。この内容は
一般の人から見れば当たり前のようにも思えます。こんな風に考えていくと真っ先に
考え突くのは自分で自動車の運転が危ないとか感じた時、あるいは家族から危険な
言われた時には、その際にはすぐに運転を止めると言うことです。単純ですが第一には
これが高齢者の事故予防策に思えます。車は本当に色々誤った利用をすると完全に人を
死亡させる武器になります。これは基本どんな人にも同様に言えることです。そして今
までの高齢者の事故では引き起こした事故の被害の大きさを十分に理解すべきです。
成人の方もそうですがお子様をひいたりしたらしたら多分一生立ち直れません。そこは
心にしっかり刻む込まないといけません。考察が非常に短いですが第一には危ないと気
付いたら、忠告されたら運転免許は返上すること。それがまず最初にすべきことでしょ
う。自分はそうしたいと思います。移動は不便でもタクシー等を使います。それが自分
や家族の生活、そして他人様の命を守る唯一の方法だと思いました。
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