引用:日刊スポーツ
24日朝に亡くなったマラソンの指導者、小出義男監督。独特な雰囲気で非常に印象深い
方でした。それに記憶にあったのは自分が住んでいる地域の高校に赴任なさっていたと
言うこと。地元の人間に聞いてみれば、かなり色んな意味で有名だったようです。それ
になんと奥様の啓子さんは、その高校の生徒で陸上部。そして、小出さんがその部の
顧問だったんだそうです。驚いちゃいますと言うか男の側から見れば、小出先生やりま
すねぇでしょう。ともかくお酒が大好きで、いつもお顔が赤い。水島先生の漫画の
「あぶさん」そのままのような方でした。今の若い人たちに言わせれば、「昔気質の
人」となるでしょうね。でも豪快でシャイで良い。
なんせ、あの高橋尚子さんや有森裕子さんの指導者ですよ。凄いです。こういう方が
ああいったオリンピックランナーを育てたんだな、と思います。高橋尚子さんが金メダ
ルに輝いたのが2000年のシドニーオリンピック。有森さんにいたっては1992年のバル
セロナオリンピックで銀、加えて1996年のアトランタでも銅メダルを獲得しています。
もう凄いの一言です。こんな素晴らしいマラソンランナーを育てた小出監督。まさに
一時代を作った方です。千葉県の今でいう佐倉市の生まれ。亡くなったのも浦安の病院
だったようです。千葉県との関わり合いが多かった小出監督。ああいう指導者はもう出
てこないように思いますね。もうそういう時代じゃないというか、そういう人間が指導
者にはなれない時代と言うか。名伯楽との呼び名も着いていますが、まさにそうだった
でしょう。あの世では是非また大好きなお酒を再開して、浴びるほど飲んでゆっくり休
んでほしいです。合掌。