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1万円札になる渋沢栄一氏、今こそ彼の「道徳経済合一」を読み返そう

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引用:NAVER

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今度の新1万円札ではお顔を使われる偉人、渋沢栄一氏。非常に有名な偉人であるのは

分かっていますが、正直何をしてくれた方か、はっきり理解していませんでした。

「資本主義の父」とも言われた彼が実際に何をしてくれた方なのかを調べてみました。

当時の実業家として国内で500社以上の会社を立ちあげ、そして軌道に乗せたら全て

譲渡していったようです。このことを初めとして日本はたった半世紀で列強の欧米諸国

と渡り合えるような近代国家になり得たのだそうです。単純に言えばそういうことです

がすざましいと言うか凄過ぎですね。

 

そして慈善家でもあり、福祉施設等公共事業600件にも尽力したそうです。なんかスー

パーマンにも思えてきます。そして彼の思想にあったのが「道徳経済合一(どうとくけ

いざいごういつ)」です。簡単に言うと道徳と経済は一緒の物だ、と言うことです。

これは具体的に言うとどういうことか。具体的には「不誠実な行為をするな」と

「自己の利益を第一には考えてはいけない」の2つになります。今の世の中は「商売は

正直だけでは、なかなか儲からない」という方も多いと思いますが渋沢氏は、商人にと

っては信用こそが根本だとか、嘘を付かずに商売できると断言しています。

確かに不正直に商売をしてももうけることはできるかもしれませんが、そんな利益は継

続できるものではなく、誠実に商売をしてこそ、安定的・持続的な利益を獲得すること

ができると唱っているのです。これってまさに今の日本に当てはまっていませんか。

また「自己の利益を第一には図るべからず」という道徳を経済活動に適用することに違

和感を感じる人が多いかも知れませんね。しかし渋沢氏は、もし皆が自己利益第一で商

売をしたら、互いに利を奪いあって結局は共倒れになり、経済どころではなくなる。互

いに他者利益を第一に図ってこそ、円滑な経済活動が可能になると言っています。

今日本が失敗を続けているのは、まさにこの点だと自分は確信しています。

 

多分、お人好しな商売をしていたら、自己中心的な競争相手に利益を横取りされてしま

うではないかという反論もあるでしょう。しかし、渋沢氏は「むしろ他者利益を第一

としてこそ、やがて自分も永続的な利益を得られる」と考える。この道徳は、経済活動

において自己中心的であることを戒めるものあって、自己利益の追求それ自体を戒める

ものでは決してないのである、と。「経済なくして道徳なし」

 

今日本が失ってどういう方法で経済を推し進めれば良いかのお手本が全部彼が説いて

いることのように思えて仕方がありません。

 

たった4ページで分かる渋沢栄一と言う漫画が評判なのでリンクしておきます。

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