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沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

墜落が続いた737MAXの失速防止装置はパイロットに知らされていなかった事実

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未だに墜落原因が把握出来ていないボーイング社737MAXですが、この影響かはっきり

しませんが、同社の4月の受注はゼロ。そう航空会社からの発注がなかったそうです。

そして、ライオンエアーがインドネシアで1回目の墜落した後で、アメリカン航空のパ

イロットが同社に対して、失速防止システムに関する説明を要求していたそうです。

これは2回目のエチオピア航空が墜落する4か月前。勘ぐって考えれば、この時にボーイ

ング社が厳しい対応を取っていたら、ひょっとしたら墜落は防げたんじゃないか、そん

な風にも思えてきます。

 

【CNN JP 5月16日】

(CNN) 米航空機大手ボーイングの新型旅客機「737MAX」が相次ぎ墜落事故を起こした問題で、アメリカン航空パイロットらが2度目の墜落の前に、ボーイング関係者との会合で失速防止システムについて説明を求めていたことが16日までにわかった。米CBSテレビが入手した音声記録で明らかになった。


この会合が開かれたのは昨年11月。ライオン・エアー機がインドネシアで墜落した事故の数週間後、エチオピア航空機が国内で墜落する4カ月前に当たる。
音声記録では、ボーイング関係者がパイロット側に、近くソフトウエアの変更を行うと説明している声が聞き取れる。この関係者は変更の時期について恐らく6週間以内としつつ、急いで進めたくはないと述べている。


一方、パイロット側は、737MAXの失速防止システム「MCAS」について知らされていなかったことを示唆。パイロットの1人が「我々には航空機に何が搭載されているのか知る権利がある」と強調すると、ボーイング関係者は「それに異議はない」と答えている。パイロットの1人はさらに「彼らは失速防止システムが搭載されていることを認識すらしていなかった」と指摘している。ライオン・エアー航空のパイロットのことを指しているとみられる。


これに対し、ボーイング関係者は「このシステムについて把握していたところで結果が変わったかどうかは分からない」としている。ライオン・エアーとエチオピア航空の事故では合わせて346人が死亡した。初期調査では、センサーからの誤った入力によりMCASシステムが誤作動した可能性が指摘されている。

 

どうもすっきりしない報道内容です。何故、ボーイング社が失速防止システムのソフト

ウエア変更を急ぎたくなかったのか、わかりません。事情が何かあったのでしょうか。

そして、これが今回の事故を防げたかも分からないとボーイング社の担当者は言ってい

ますが日本人の感覚で言えば、これも言ってはいけない話かもとも思えてきます。

自分はかなりの数の旅客機の事故に関する本を読んでいますが、今回の事故ですぐに思

い出したのは中華航空エアバスA300が1994年に名古屋空港で起こした墜落事故で

す。そう、最新鋭のエアバスで自動化もかなりされていた機体です。この場合もパイロ

ットは最新鋭機のシステムを把握していませんでした。単純に言えば、それでパイロ

トの操縦桿操作ではなく、機械の方の操作が優先され、それで墜落に至っています。

 

この時の事故での驚きは機体がほぼ垂直にまでなってしまったと言うこと。これは素人

として言わせて頂きますが、あり得ない、あるいは絶対になってはいけない機体姿勢で

す。そしてその後失速して墜落。非常に悲惨な事故でした。この事故の後エアバス社は

結局、機械よりもパイロットの操作が優先されるシステムに変更しています。そう、こ

れは緊急時には当然ですよね。でも色々なことがあるとそれが優先されない。今回のボ

ーイング社737MAXのケースもどうしても同じような雰囲気が漂ってます。早急な対応

が必要です。ボーイング者の受注状況を現状で見ますと、現状ではJALの名前もANA

名前も載っていませんね。とりあえず。