現状、消費税10%へは予定通り進むようですが、これに関しては多くの方が反対を唱え
ています。ご承知のようにアベノミクスではほんの数%の方だけが恩恵を受けています
が一般家庭の場合は収入も減り、購買意欲なんてのはどんどん下がる一方なのです。
これは前にもお話したようにタクシーの運転手さんに日本のどの場所でお話を聞いても
悪くなる一方と言うお話ですし、消費者税を8%にしてからはデフレがずっと続いたま
まになっています。1997年の消費増税が実施されてから、デフレに突入し、20年以上も
日本の実質賃金は下がる一方で、可処分所得は年間50万円も減ったと言われています。
そして、現状、財政政策は何も効果が出ていないと言えます。実質賃金は過去に類例の
ないスピードで激しく下落しているし、その落ち込みは、1997年の消費増税時よりも、
2008年のリーマンショック時よりも遙かに激しいと言われています。2012年の第二次
安倍政権発足時よりも4.1%も国民は貧困化してしまったのが実態です。そう、すべて
は2014年の消費増税が諸悪の根源であると言わざると得ません。そして、くだらない
とも言える「グローバリズム」への対応と称して、各企業はどんどん体力を失くして
います。このままでは本当に日本は駄目になります。
多分、相当アメリカからの圧力があったと推定されますが、農協改革、IRカジノの解
禁、水道の民営化……などいずれも、日本への諸外国の大企業の参入を促すばかりだ
ことを今政府はやっています。極端な話で言えば、今の政府等が日本の富を海外に売り
渡している状況なのです。このことはいったい何の目的のためにでしょうか。このまま
では確実に日本は落ちぶれます。現状、東南アジアの国々は成長していると言うのに
日本だけが落ちぶれていく。そんな状況になっています。こんな現状になっているのを
皆さんは肌で感じているでしょうか。