気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

日本でも豚肉が食べられなくなる日が近いかもです

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海外で流行しているアフリカ豚コレラ。なんとこれが致死率が100%で有効なワク

チンもないそうです。日本にはまだこの病気は入ってきていませんが、汚染された肉を

海外から日本に持ち込もうとする外人もいるとのこと。空港でなんとか今はくい止めて

いますが、これも危険性が残っています。また、中国でも流行し、流通量が3分の1まで

減っているそうな。お隣の中国まで来ているとなると、何らかの媒体で日本にも来る

危険性はあるように思います。

 

今国内で流行っている豚コレラは「アフリカ豚コレラ」ではないですが、かなりの数の

豚が殺処分になっています。そう考えると安価で美味しい豚肉が食べられなくなる日が

来る危険性もあるわけです。現代の食料の供給もいかにもろいことか。変に心配するの

も駄目かもですが、もろくていつ供給停止になってもおかしくないのが現在の社会と

頭に置いておかないといけないかもです。ニュースは文春オンラインからです。

 

【文春オンライン 8月8日】

トンカツが庶民の食卓から消える日が来るかもしれない。

 警視庁生活環境課は7月23日、ベトナム人留学生の女、ハック・ティ・フォン・リン容疑者(23)を逮捕したと発表。容疑は豚肉などの輸入が禁止されているベトナムから、豚肉や卵を密輸した家畜伝染病予防法違反だ。

 警視庁担当記者が解説する。

「ハックはベトナムから羽田空港に降りた6月13日、大きな段ボールを持って外に出ようとしたところを農林水産省の検疫官に呼び止められた。箱の中身は香辛料をかけてバナナの葉でまいた豚の生肉350本(約10キロ)と、孵化しかけのアヒルの卵約360個(約25キロ)。問題なのは、豚肉の一部からアフリカ豚コレラウイルスの遺伝子が検出されたことです」

 アフリカ豚コレラ豚や猪に感染するコレラの中でも“最凶”の病気。有効なワクチンや治療法はなく、致死率はほぼ100%だ。アフリカ、欧州で猛威をふるってきたが、昨年8月、世界最大の養豚国、中国でも発生今年の中国の生産量は3分の1に激減する見込みで、5月のG20の農相会議でも議題に上るなど大問題となっている。

 日本でもアフリカ豚コレラではないが、豚コレラが流行の兆しを見せている。昨年9月の岐阜での確認後、7月24日には三重でも確認。アフリカ豚コレラウイルスも今年1月に中国から持ち込まれた肉から見つかり、国を挙げて警戒を強めていた矢先の今回の事件だったわけだ。

「本人は『自分と母親が食べるためだった』と供述していますが、にわかには信じられません。量からして販売目的だったとみて、生活環境課が流通ルートの解明を進めているところです」(同前)

 ベトナムは豚肉の生産量が世界6位(2017年)で、同じくアフリカ豚コレラの感染に悩まされている。一方、生産が細ったことで豚肉の値段は世界中で高騰。こうした事実から導かれるシナリオを、捜査関係者は危惧する。

「豚肉は関税が高く、昔から脱税目的の密輸もある。アフリカ豚コレラで売れなくなった豚を密輸し、高騰した値段のまま脱税して売る。そんな目的で組織的な密輸ルート作りに取り組まれたら……」

 最悪の結末は、アフリカ豚コレラの日本上陸と豚の激減、そして豚肉の値段の暴騰だ。

 

現状、スーパーでも各食品が世界中から輸入されて店頭に普通に並んでいるのが普通の

環境で国内だけでは供給量が少なくて普通の生活では輸入に頼らないといけないのが

日本。平成30年の豚肉の自給率は48%。傾向としては年々自給率は減少していて、とて

も国内生産量だけでは必要供給量は提供出来ないのが現状です。データを見ると随分前

になりますが昭和40年では自給率が100%。そう、昔は自分たちで賄いきれていたわけ

です。ちなみに鶏肉では67%なので、まだまあまあと言ったところでしょうか。

 

そんな訳で輸入に依存して食べ物の多くを輸入している日本なのでいかなる原因でも

安定した安全な輸入が出来ないと食べ物も確保出来ないという訳で砂上の楼閣にいるの

が今の日本なわけです。しかし、豚さんの致死がほぼ100%の病気本当に恐いし、切実

な問題ですが、人間の疾病も同じですよね。いつどんなトラブルから致死率100%の

病原菌が世界中に蔓延するかもしれない。そんな現代です。