プレジデントオンラインで、ISSP(国際社会調査プログラム)の2015年調査による
と、「自分の職場では、職場の同僚の関係は良い」と思っている人の割合において、
日本は調査対象37カ国中で最下位の記事が出ていました。数字としては69.9%が職場
での人間関係は良いと思っているとのことです。これが最下位。以前は、この数字が
80%を超えていたそうです。まあ、自分からしてみれば7割も高い感じがしています。
プレジデントオンラインでもその原因について色々書いてありましたが、自分なりの思
っていることを書きたいと思います。1つめが人が信じれる社会で無くなっているのが
1つ。また、偏見で物を言うとか、言われるかもですが、だって第一に政府とか公的な
物が信用出来ない社会なんですよ。年金の話だって国の詐欺ですし、高級官僚は国民の
ことなんか考えていない。そして大手優良企業と言われている会社の不正。とても子供
にお手本に見せることの出来る社会ではないです。
そうなれば対人関係も普通に印象からして変わってくるのは当然の話です。次に企業が
社員に前ほど給料を払わなくなったということ。そうではない企業も一部ありますが、
日本の企業のトップは内部留保ばかりして社員を大事にしていない。中途採用の件は
ともかく、契約社員、派遣社員、パートタイマーなどは要は給料を安くするための雇用
形態じゃないですか。日本は本当に馬鹿な学者の馬鹿な雇用法を採用したものです。
これはもう大馬鹿者としか言いようがない。これは職場の人間関係に大きく影響しま
す。だって、契約社員や派遣社員は正社員と同等もしくは上の働きをしても給料は普通
は下なんですよ。これでモチベーションも下がるし、所詮、自分は契約社員だし、派遣
だしとか思っていたら、良い人間関係なんて出来るわけがない。
もうそういう部分ははっきりしていますね。欧米がそういうシステムだからと言って終
身雇用が基本だった日本に人件費軽減のために、そんなシステムを持ち込んでも成功す
るわけがない。もともとある時代ニーズを受けて完成していた日本の雇用形式を単純に
欧米がそうだからというのを形だけで導入しても成功するわけがないじゃないですか。
もっと本質的な議論を詰めて、それで今抱える諸問題に対応していたら、日本企業はも
っと伸びていたはずなのです。日産のゴーンさんの件も酷い醜態と思ってましたが、
今日、現日産の社長も規定違反をしているという報道が出てきました。詳細は知りませ
んがそれが事実だとしたら本当に情けない。社員は何を信じて働き、何をやり甲斐にす
れば良いんでしょうか。本当に嫌な時代です。今回のアンケートはまさにそれを表した
1つの代表例のように思いました。