国税庁の民間給与実態統計調査による調査結果がこれです。対象者としては、非正規社
員を含む民間企業の従業員と役員が対象となっています。また、2018年の厚生労働省、
賃金構造基本統計調査では年収は486万円。年度も違いますし、計算根拠も違うでしょ
うから仕方がないと思ってます。しかし、思ったよりは低い額のように感じます。
国税庁の資料を年齢別男女別で見たのが次のグラフです。正直驚いてしまいます。
女性の進出も多く、共稼ぎも多いはずなのに、この女性の年収の低さは、いったい
なんなのでしょう。非正規社員も入っているので、そこも数値に利いているとは
思ってもかなり驚きました。
このグラフからも分かりますが、男性の平均年収が531万円で、女性年収の平均がが
287万円、そして、その結果として全体平均は432万円。女性平均の年収が300万円以
下なんて、どういうことなんでしょうか。少し古いデータになりますが、女性の場合
の15歳から64歳までの人口数に対する就業者数の割合は65%。思った以上の割合です
し、現状は更に増えて7割に近い気がします。その年収が300万円以下。やっと見つけ
た最近のデータでは米国女性の平均年中は360万円と出ていました。思ったよりは少な
いですが日本よりは上ですし、米国では階層別の収入差が大きいので、もう少し詳細を
調べないと米国の状況もはっきり分かりません。でも言えるのは米国の方が金額が高い
と言うことです。
管理能力に関しては日本の女性の能力は自分は分かっていませんが、個々の会社員の
能力として見れば、優秀な女性社員はいくらでもいます。しかし、この年収では。
また、考えてしまいます。ここも日本を活性化させるための、ポイントのようにも
思えてきました。