たて続けに大臣が辞任し、世間は騒いでいますが、それは毎回の話ですし、何故、就任
前に確実なチェックをしないのかと思ってますが。そんな中で河井法相の辞任は素早い
タイミングでしたが、どうもはっきり理解し難いです。まず理解し難いのは自分が確認
して問題がないことが確認出来たら辞任する必要はないと言う点です。これは奥様の事
も含めてチェック出来ると自分は思っていますが、それは実質的に無理と言う現状なん
でしょうか。
そういう部分が本当に分かりにくい。そして本当に不思議だと思うのが、完全に抜粋の
河井氏の発言になりますが「(疑惑は)わたしも妻(の案里氏)もあずかり知らないこ
と。私としては法令にのっとった選挙をしていると信じている。」の発言です。これは
河井氏だけでなく、過去にも同じような疑惑が発生した際に該当となった方々が同じ
ようなことを言っています。一般的なサラリーマンの場合で言えば、自分が知らないう
ちに部下が法令に反することをしたら、それは上司の責任になるのが普通です。知らな
くてもそういうことです。それを「あずかり知らない」と言い切るのは何故なのか、
です。ここは本当におかしいし、何を言いたいのか全然分かりません。
2番目は自分たちが知り得ていない行動に関して「信じている」と言う言葉は意味がな
いのに何故そんなことを言うのか、と言う点です。今回の件も調べれば事実ははっきり
する事柄ですし、何故それを急いで行えないのかも全然分かりません。法令違反は誰
でも分かるように信じていようがいまいが、現実に反することをしていたら違反と
なるだけです。
こんな風に考えていくと真面目そうに見える河井氏も一般的なサラリーマンの管理職が
出来ることも出来ないし、責任の取り方、正しい発言も出来ていないということに
なってしまいます。まあ、心情は分かりますよ。知らないところでやられていたと
したら心情はそうでしょう。後は本人たちが信じていようがいまいが、それは犯罪の
有無や是非と何の関係もない。こんな風に考えていくとかなり高額な公費を費やして
働いて頂いている議員さんの資質の是非にも関係してきます。どうしても、そこに
行きつきますね。資質の無い方は本当に議員になってほしくないです。