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沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

豪雨や強風等天災に対する社会投資が早急に必要

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茂原に住む自分が久しぶりに茂原街道を車で走ったらネズミ坂のところで道路が壊れて

いるということで迂回させられました。確かに台風15号から始まり、台風21号の影響を

受けて千葉では深刻な被害が多数発生し、また、人が亡くなっています。これは今まで

と状況が全然違っていることを示しています。何か違っているかと言えば天災の内容

程度のことです。公共の設備、施設もそうですし、個人の家等もそうです。今回の

ような天災では耐えられない。今まではなんてのはもう当てになりません。逆に言え

ば批判する意味ではないのですが、そういう部分の資産の拡充をしてこなかったと言う

ことなのでしょう。

 

県南での強風による屋根の被害を見れば、当時の強風に耐えられない屋根の仕様であっ

たように思います。経年と共に強度も下がるのは事実ですが、あれだけ屋根を破壊され

たと言うことは今回の強風に耐えられない強度であったということでしょう。もっと突

っ込んで言えば、もう木製でなくなっている電柱が、そうコンクリート柱が倒れていま

す。これはそれこそ想定外の話でコンクリート柱がそんなに倒れるなんて想像もして

いません。再建しても同じレベルの強風が吹けば、同じ仕様なら倒れることになりま

す。この辺は既に気付いている専門家もいると思いますが、現状の建設仕様が防災と

言う面では足りないと言うことが分かります。これはある意味、イタチの追いかけっこ

になりますが、現状では仕様変更していかない限り、安心して生活を送れないという

ことになります。

 

今回では川の堤防の決壊が多かったわけですが、それも同じことでしょう。最初に考え

られるのは老朽化、そして雨量に対する防災仕様の低さということでしょう。これは

本当に緊急で重要なお話です。確かに数百年に1度の大雨であれば、本気でそれに耐え

うる堤防の仕様にするのかと言う疑問や議論も必要ですが、起きた際の災害規模の

大きさや将来的にも本当にそういう災害が数百年に1度の頻度なのか、と言う不確実性

を踏まえれば早急に対応を考えないといけません。確かに日本は世界の中でも裕福で

安定した生活を送れる国とされていましたが、現状は本当にそうなのか、は甚だ疑問で

かつ社会資本の拡充を図るということをやって来なかったことから今回のような大災害

も引き起こしてしまった感も拭えません。

 

日本は確かに経済規模としては縮小していますが、世界3位の経済規模、決してお金が

無いわけではないのです。そうなると使い道をどう考えるかです。現状ままでは何も

解決しませんし、大局的と言いますがマクロ視野の対応が必要です。場当たり的では

多分効果は出ない気がしています。可哀相なことに現状でも11都県で3372人が避難生活

を続け、宮城県福島県で355戸が断水しているそうです。この方々にも一刻も早く安

心して生活が出来るようにしてあげないといけません。微力ながら何かしらお力になっ

ていこうと思います。