連日のマスコミ報道で都内の新型肺炎(コロナ)の感染者数が100名を超え、再度
非常事態宣言をしないことを不思議に思っていましたが、マスコミが騒ぐような状況
ではないことが理解出来ました。既に一部の報道では感染者数の増減に一喜一憂する
必要がないことが言われていましたし、現状は4月と全然違うと言うメッセージも
お医者様からも出ているようです。どうも完全にマスコミ報道に自分も踊らさせてい
たようです。完全に誤解していました。当初から感染者数なんてのは調査する数が
増えれば増えるし、単に検査した人が検査対象で確認出来る菌を持っているか、持っ
ていないかが分かるだけで発病した人ではないということは知っていました。検査で
陽性になっても必ずそれがコロナでない場合もあるということもです。
さて、今回の訂正は日本集中治療医学会のホームページ(ECMOネット)のデータ
を見たからです。これを見れば現状の新型肺炎の都内や全国の発生状況が一目瞭然で
す。
出典:ECMOネット
ここでのCOVID-19とは新型コロナウイルス感染症のことで、ECHOとは体外式膜型人
工肺のことを指します。この学会では全国の病院数の80%からデータを頂いている
そうなので全体の傾向を把握できると理解していいはずです。そうなってくると都内
で新型肺炎で人工呼吸器を付けている患者数は4月25日をピークに減少していること
がはっきりと分かります。同様に全国での調査結果が次のグラフです。
6月23日以降は横ばいの感もありますが、ピークを過ぎたのは一目瞭然です。はっきり
と分かります。今回の件はお医者様に言わされば人工呼吸器を使うような重病者数と
亡くなった方の数で判断すべきと言うご意見なので、まったくもって御もっともな
ご意見なわけです。逆に言えば、何故こういう情報が正しく公開されないのかが、
全くもって疑問になってきます。突っ込んで言えばマスコミは何故、このような情報
で報道をしないのか、首を傾げてしまいます。後は非常事態宣言が解除されて、2次
の増加、3次の増加がどうなっていくのか、です。
前々から何度も言っていますようにマスコミ情報は本当にあてになりません。今回の
情報ももともとは公開しない学会のホームページですが有志のお医者様が情報公開を
して頂けたようです。本当に助かります。そんなわけで皆さんも是非、ある情報を
入手してもすぐにそのまま信じないで精査する習慣が必要なことに是非、気付いて
頂ければと思います。