出典:SONY HPより
今になって気付いたのですが、あのSONYが今年の初め、米国にて電気自動車を発表し
ていたとして、それを聞いて驚いてしまいました。前にも述べましたように欧州では
化石燃料で走る自動車を近い将来、やめると言う法律が出来ている国さえあります。
また、米国のテスラが生産台数に問題を抱えながらも販売台数を伸ばし、形だけかも
知れませんが、企業としての資産価値がトヨタを超えたと言うニュースも出てきて
います。未だに不思議に思うのが、トヨタが何故本格的なEVを出さないのか、なので
すが、これは絶対にその理由があるはずです。
さて、話題をSONYのEVに戻しますと、発表は今年の1月7日、米国のラスベガスで開
催されたCES2020でだそうです。CESとはコンシューマー・エレクトロニクス・ショ
ーのことで毎年1月、全米民生技術協会 (CTA) が主催し、ネバダ州ラスベガスで開催さ
れる電子機器の見本市とのこと。ここでSONYは「VISION-S」と呼ばれるEVの試作車
を発表し、今年度内に複数台のEVを開発し、公道での走行試験を国内や欧米で行う
計画となっているそうです。これは絶対に目が離せません。なんせ危ないと言われな
がら今徐々に力を付けて復活しつつあるSONYですから。
車は4人乗りの今風クーペ。現在段階では市販の予定はないと言いますが、試作車には
計33個のセンサーを搭載し、周囲の車両の動きなどを検知し、加減速やハンドル操作
を支援するそうです。座席に自社製スピーカーを内蔵。休憩時には、前席だけでなく後
席にも配置した高精細のタッチスクリーンで映画を視聴できる作りになっているそうで
す。なんかワクワクドキドキしてくる内容に思えます。なんせ電気自動車は内燃機関の
車と比較して製作は容易と言われています。多分、日本では安全基準等厳しい面もある
と思いますが、将来を考えると電気自動車は絶対にありなのです。そして、SONYがそ
の試作車を作り、公道でテストなんて本当に素敵だと思えてきます。
前々から電気自動車の製造には色んな企業が参入すると言われながら、国内では何故か
その話はあまり耳にしません。驚いたことに海外では電動オートバイすら販売されて
います。ですから物づくりが得意な日本が何故、そこで頑張ろうとしないのかが、自分
は分かっていません。こんなニュースを見るとホンダジェットを思い浮かべてしまいま
す。2輪や車でなくプライベートジェットで大成功のホンダ。流石と褒めたい製品でも
あります。三菱が開発したジェット旅客機、MRJ、スペースジェットは今資金繰りで
非常に苦しく、中断されると言うニュースまで出てきています。コロナの影響で色々
苦しい事情も分かりますが、苦しい時だからこそ、明るい話題が欲しい。そんな時に
SONYのEVは私に少しだけ明るい光を注いでくれました。
VISION-S prototype vehicle concept movie