ここで前にシンポジウムで上海に行った話をしましたが、当時からスモッグが凄くて
朝はホテルでも喉が痛いし、空が霞んでいました。何年か前にそうですから、今は大気
汚染が凄まじいのは当然にように思います。また、上海では当時自転車が多くて、びっ
くりです。もうウジャウジャ、蟻んこのように自転車が走っているんですよね。それで
更に驚くのが、自転車で走ってる人をバスとかが押すんです。もう、日本じゃ絶対に考
えられないですよね。押される自転車も慣れたもので、時々それで倒れたりもあるので
すが、慣れているので倒れても文句を言ってそれで自転車を起こして、また、走ってい
きます。もう、タフと言うか、何と言うか。絶対に信じられない。後は上海市内だと
物乞い人の多いこと。もう数百メートルに一人物乞いが立ってます。信じられないです
よね。それにどうも日本人は分かるらしくて、とてもシツコイ。絶対にお金をあげたら
駄目だと言われていたので、あげたりはしなかったですが、赤ちゃんを抱いた若いお母
さんはヤバかったですねぇ。あげたくなりますから。でも、仕方ない。
古代は日本も中国から文化を学んだ訳で、そんな関係の遺跡とかがないかなと思って探
しましたが、良いのがありませんでした。そこで個人ツアーで蘇州に行きました。東洋
のヴェニスと言われている場所ですから、結構、待して行きました。しかし、しかしで
すね、水がもうドブ臭くてもう、鼻に付きます。そうなるともう駄目でしたね。臭い、
臭い、それとやはり日本人と分かるらしくて、御土産屋のおばちゃんが、しつこい、し
つこい。もう嫌になるぐらい協力に御土産品を押して来ます。それでも買いたい物も
何もなかったので何も買いませんでした。色々見学させて頂きましたが、全然関心を
もてるものが見付けられませんでした。とても残念でしたが、仕方がないです。そんな
訳で折角の蘇州も何も記憶に残るものがなくて、ドブ臭さだけが記憶に残る残念な
ツアーで終わってしまいました。