註:資料はJOGMECのHPより引用
数年前に経産省ではJOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)によっ
て平成13年に南海トラフにて初めて産出試験をしましたが、産出量が日量2万m3程度で
トラブルを起こし、試験が中止をなっていました。その先の試験として今度は渥美・志
摩半島沖約80㎞の洋上にて試験を実施する計画だそうです。今までの経産省JOGMEC
の動きを見ていると、かなり本気のように思えます。この近辺には日本での消費ガス量
の10年分ぐらいの埋蔵量があると言われていますから、期待も大きいのは十分分かりま
す。化石燃料は98%程度は輸入ですから自前のエネルギーが欲しいのも、よくわかりま
す。井戸の掘削時期は今年の4月から6月ぐらいの予定。朗報がその頃聞かれれば良いで
すが。
前にも書きましたが、原油の値段が想像以上に下落しています。現状1バレルが30ドル
の声も普通に聞こえてきます。そうなると天然ガスも値段が下がりますから、開発コス
トをむやみに使うことも出来なくなります。しかし、そのほとんどが輸入で今のように
各国の世情が不安定であれば、自国資源の確保は必須となります。そう言った意味でも
経済性にあった日本近海のメタンハイドレートの開発は絶対に必要になります。過去に
は開発費用が回収できないということで国が随分非難を浴びたこともありましたが、今
は地道に必要な技術と実績を積み上げることが必要と思っています。