註:ライトニックス社資料より
以前から生物の形状を真似て、色々な技術革新が行われてきました。現在はそれを
「バイオミメティクス」と言うのだそうです。上記写真は、蚊の針に真似て作った
注射針の針先です。幅が0.4㎜。説明図がありますが、従前の針は突き刺さって、利
用されるものでしたが、この針は細胞を押し分けて肌に入っていくため、痛みがあま
りないのだそうです。確かに蚊が刺したとき、痛みで分かることは、ほとんどない
ですよね。医療器具ベンチャー「ライトニックス」(兵庫県西宮市)が開発した針
だそうです。また、驚くことに、この会社では、この針を環境に優しい植物性樹脂
で作成した針もあるとのこと。本当に驚いてしまいます。技術は、どんどん進んでま
す。
また、マグロの肌からヒントを得て開発した船舶用の塗料を「日本ペイントマリン」社
が開発。ポイントは「高速で泳ぐ魚は水との抵抗が小さいはず」。その視点で新規塗料
を開発し、水の抵抗を15%も削減したそうです。かなり驚きますね。前にも言いました
ように生物の形体は相当、理に適っている部分が多々あって、また、理論ではまだ、は
っきりしていないが効率が非常に良いものが沢山あります。それを真似て、ロボットを
作ったりは、過去からかなり行われてきていました。鳥の羽などもそうです。非常に
効率が良い。今はもう少し細かな部分で生物の形体を真似て、効率等技術的に様々な改
良が可能なようです。生物は、所謂進化によって今の形状等になっているわけですが、
その進化を誰が決めたのか、誰がコントロールしているのか、そう考えると本当に神の
手があるような気がしてなりません。