海水中の二酸化炭素(CO2)の濃度が上昇することで、2050年までに魚が「炭酸酩酊
たんさんめいてい)」に陥り、海で迷子になる可能性があることが研究結果として20日
発表されたそうです。人間による石炭、石油、天然ガスなどのの燃焼で排出されてCO2
の約3分の1は海に吸収されます。これによって海水の化学組成が時間と共も変化し、
酸性度が高くなります。豪ニューサウスウェール大学の研究チームは今回の研究で、
CO2濃度の上昇によって2050年までに高炭酸ガス血症として知られる現象が魚に発生す
るとの推算結果を示したようです。この2050年は従来考えられてきた時期より、はるか
に早い時期なのだそうです。
研究論文の主執筆者、ベン。マクニール氏は声明の生で、この症状に関して「実施的に
魚たちは実質的に海で道に迷うことになる」と説明しています。「CO2が魚の脳に影響
を及ぼすため、魚は方向感覚を狂わされ、巣への帰り道を見つけられなくなる。捕食動
物がどこにいるかすらわからなくなる」そうです。
んー、これは大問題です。餌を余り取れなくなる危険性が大と言うことは、直接、死に
結びつくと言う解釈も出来てしまうように思います。前には少し絶滅危惧種のお話も
触れたことがあったように思いますが、海の中のお魚も死に絶える状況で人間は本当に
生きていけるのか。あるいは大体の食べ物を見つけるようなことになるのか。日本では
余り感じない部分ですが、地球規模では食べ物や水の不足の話が出てきています。何と
かして人類も生き伸びる術を見つけないとと思いますね。何とかして。