註:データはPresidentOnline HPより
プレジデント社が公表した表記大学別平均収入ランキングです。1位がもちろん、東京
大学。しかし、金額は630万円。ん?と思う方も結構、多いように思います。まあ、平
均ですから、この平均の意味がどういう意味かをはっきり理解しないと何とも言えない
ところですね。
対象となった方の年齢とか役職も関係あるし、もちろんサンプリング数も。ここが数字
を理解する場合に非常に重要になってきます。ここでのサンプリングの対象となった方
は2013年10月から同14年9月末までに転職サービスDODAに登録した人の年収を基にし
て作成した「卒業大学別平均収入ランキング」なのだそうです。その年齢構成が分かっ
ていないので、はっきりしない部分もありますが、40代、50代に絞って調査すれば金額
は更に上がるように思います。
DODAの調査結果の分析では、ここ20年ランキングの上位校の顔ぶれは、変わらないの
だそうです。分析結果から興味を持ったのが、6位の電気通信大学や11位の豊橋技術科
学大学、23位の芝浦工業大学。急に順位を上げる大学は理工系ばかりで、特に情報系や
建築系学部に強い大学が、その対象になるとのことです。今の社会の状況をそのまま表
している感じです。
逆に文系学部や女性が多かったりすると、偏差値の順位が高いのに収入の順位が低くな
ったりするのだそうです。これは悪いことのように思いますけどね。文系は業務成果が
出しにくいということなのか。あるいは女性の件で言えば優秀な女性は沢山いるでしょ
うから、例の男女均等雇用法がしっかり守られていないと言うことなのか、はっきりし
ませんが、状況としては余り良いことではない、そんな感じです。もう、単純にはもっ
と収入が高いと良いの、そんな風に思いました。