自分が海釣りをするのは前にも言いましたが、前に比べれば随分、海の魚も少なくなっ
たように思います。釣れる魚が多い、少ないは年によっても違うので色々な原因もある
のでしょう。昨年の世界自然保護基金(WWF)の発表では海洋生物の個体数が1970年
から2012年の間の40年でほぼ半減した、と公表しました。
これはもう驚く数値としか言いようがないです。こんな環境激変や気象激変のニュース
ばかりですが、本当に人間の居住環境が危うくなっているのは間違いのない事実のよう
です。今回の調査では海に住む哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類の1234種を対象としたそう
です。魚類は漁がおこなわれている種で個体数が半減し、特にマグロとサバはほぼ75%
の減少、太平洋のマグロは絶滅の危機に追い込まれる危機があるとしています。
直接関係があるかどうかですが、20年ぐらい前は海釣りで調子が良いとアジが一束
(100匹)釣れることも普通にありましたが、今はまずないですから。
個体数が減ってる原因は世界的に問題になっている「乱獲」があげられています。その
次が海水の温暖化と酸性化でマングルローブや海草が減少したことで生息環境が失われ
ていることがあがっています。特にサンゴ礁は半分に減っており、2050年までには完全
に消滅してしまう恐れもあるのだそうです。
サンゴ礁の件は沖縄でサンゴの白化が問題としてあがっていました。海水の温暖化だけ
でなくストレスになる要因があると白化するのだそうです。それを防ぐNPO等の活動も
やっていますし。いずれにしても人間の住んでいる綺麗で素敵な環境がどんどん失われ
ているのは間違いのない事実のようです。