註:両写真ともNHK HP,「プロフェショナル 仕事の流儀」より
先日、録画でしたが、N〇Kの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で小児外科医、山高
篤行(やまたかあつゆき)氏を見ました。いやー、歳が行ってから涙もろくなっている
部分が確かにあるのですが、余りの感動で途中からずっと涙を流してました。こんなの
は生まれて初めてです。こんな確固たる信念をもって子供を治療しているお医者様が
世の中にいるとは全然知りませんでした。年齢も自分よりは下です。でも当然と言えば
当然なのでしょうが、心構えが180度違います。もう、おっしゃることの1つ1つが心
に響いてどうしようもなかったです。先生が治療なさっているのが子供だから、と言う
のもあったように思います。
また、治療してもらう子供の可愛らしさ、治療が無事終わった時の感謝に満ちた顔の表
情。どれも涙なしにはいられませんでした。しかし、山高先生のお言葉は心をめちゃめ
ちゃ打ちました。「手術はその準備でほぼ成功が決まる」とか難手術に取り掛かる前の
心構えとして「全身全霊で挑まなければ、限界は分からない」とか、もうTVの前で自分
もそれを口に出して言葉で言っていました。少し離れたところで妻が「え?何をTVに向
かって言ってるの?」と言っていましたが、自分はもう感動の嵐で妻が笑っていたのを
無視していました。自分の顔が逆方向でしたから、泣いていたのは妻も分かっていなか
ったように思います。
「全身全霊で挑まなければ、限界が分からない」とは難手術であっても、どんどん準備
を重ねて再考に再考を重ねれば、絶対に無理だと言われていた手術も出来るようになっ
て、不可能と言われていた手術が成功することによって限界がどんどん下がっていった
という山高先生のお言葉です。この言葉は自分の心を激しく打ちました。多分、怠惰な
今の自分を叩きのめしたのだと思います。
皆さんももし興味があれば、たまにはこんなTVを見ても良いのかも知れません。強要
は絶対にしないですけど。
NHK 「プロフェッショナル 仕事の流儀、小児外科医、山高篤行」