前に入園料の3年継続値上げのお話をした、東京ディズニーランド(TSL)と東京ディズ
ニーシー(TDS)ですが、どうも昨年は思った以上に来場者の方の不満が高く、また、入
園料も高いことから顧客満足度もついに10位以下(2015年7月~8月、顧客満足度指
数、CSI)となってしまったようです。どうもいよいよ神話も危なくなっているんだお
うな、と言ったような、そんな感じすらあります。
原因は色々ありますが、東日本大震災の際には、もうめちゃめちゃ対応が褒められて
ディスニーワールドのアルバイトの方々でありましたが、どうも人件費削減のために
人員を相当減らした、と言うのが1つめにあるようです。アルバイトの解雇に関しては
ブラック企業のように裁判も起こされている状況です。入園している方も海外の方が
随分多くなったようですが、印象としては園内は荒れてる?ゴミが多い?そんなお話も
聞こえてきます。
2つ目はアトラクションのどれを取っても2,3時間待つのが当たり前になっていると言
うこと。これは最初の開園当初も既にあった話ですが、人気のアトラクションのみに
混雑が続いていました。それが、どのアトラクションもと言うことになれば、単純に
適正人員数より多く入れてる、と言うことになります。適正な対応は出来ていないにも
関わらず、人を入園させるとなるともう、それは「儲け第一主義」と言われても仕方が
ないように思います。儲けは出てるのですから。
3つめはお金のかかるパレード等も減ったと言うこと。確かにパレードは本当に夢のよ
うな経験で皆さんが熱中するのがよくわかります。あんな刺激的で素敵なアトラクショ
ンはディズニーランド以外にはないですから。
そして、入園料が値上がりして、家族ですぐに行けるような状況でないとしたら、もう
行かない場所と言うことになってしまいます。しばらくの間は本当に素敵な、夢の国
でした。でも、今はその状況は変化してきています。商業的には色々あると思いますが
ディズニーワールドはその名称からして「夢の国」。沖縄本島に新規展開も良いですが
今の状況を変えないことには先はないように思います。