出典:USGS,https://www.usgs.gov/news/k-lauea-volcano-erupts
これで19日以上の噴火が続くハワイ島キラウエア火山ですが、22日午前中にも山頂で
爆発的噴火を起こしています。溶岩は地熱発電所の敷地内まで到達し、当局でも爆発を
防ぐための対策を急いでいるそうです。現地では未だに地面の亀裂からは有毒ガスの二
酸化硫黄が噴出し続け、喉や目に焼けるような痛みを訴える住民が続出しているそうで
す。ご承知のようにキラウエアの溶岩は粘性が低いので、盛り上がったりせずに水のよ
うに流れるのです。当局はハワイ島南東部の住民に微粒子用マスクを配布し、有毒ガス
や溶岩流の状況によっては直ちに避難できる準備を整えていくよう呼びかけているそう
です。また、当局は地熱貯留層に冷水を注いで冷却することによって爆発が起きたり、
有毒ガスが放出されるのを食い止めようとしているそうです。本当に今まで以上に大変
な状況が暫く続く感じです。大規模な天災に関しては、どうしようもない部分が沢山あ
ります。今回の件はUSGS,有名なアメリカ地質調査所からの情報ですが、キラウエアに
関してはキラウエア火山専用のホームページを下記にリンクしておきますので、動画等
興味がある方は是非ご覧になってください。英文ですが噴火状況はよく理解出来ます。
さて、振り返って日本で考えれば、九州の方では霧島山(新燃岳)が警戒レベル3、入
山規制で、霧島山(えびの高原周辺)では警戒レベル2、火口周辺規制で火口から1㎞
以内の侵入が禁止されています。雰囲気としては日本列島の南側が火山活動が活発に見
えていますが、一番気になるのは富士山です。東日本大震災からして数年で噴火すると
言われてる状況が現状、静かなままです。洋上で言えば、西ノ島の噴火あるいはベヨネ
ーズ列岩での海底噴火が活発な状況です。古富士火山での火山噴出物が関東ローム層と
呼ばれていて、その地層の厚さは3m~5m。昔の火山灰が堆積した地層です。如何に
激しい火山活動であったかが、これでも分かるわけです。
これが政府が出した富士山噴火時の降灰予測範囲です。千葉で言うと2㎝~10㎝。少な
いと思うかもしれませんが、あくまでも予測で実際ではありません。理解の程度は
「ここにも必ず火山灰は降るんだな」そんな理解で良いと思います。そして、この被害
があれば確実に都市機能は麻痺します。PCやATM等は灰で全部停止。いつくるかは分
かりませんし、ただただ恐がっていても何もなりません。万全ではないですが、うちで
は家族人数分の防災ゴーグル等買ってもってます。皆さんも最低限どうしておくべきか
是非考えて整理し、準備しておいてはいかがでしょうか。