日大アメフト部の事件は全然収まる状況にならないですね。日大の対応の悪さがどんど
んそれを助長している感じです。しかし、ネット上では日大への非難が、すざまじい。
気持ちはよく分かりますが、どう見ても異常としか思えない事例もあります。つまり、
他人の失敗等には非常に厳しい。そんな感じです。10年ぐらい前とかは、そんな感じで
もなかった気がしますが、実際はどうなのでしょう。日本人は比較的寛容のように思っ
ていましたが、今はそんなでもない。これが自分が60歳であるということとも関係があ
る感じです。もう、おじじの感覚なのでしょうが、自分が出来ていないのに、他人をど
うこういうな、そんな教え(?)かルールがあったような。昭和50年代に入社した際も
当時の会社の偉い方から「10年間は不平、不満を言わず、我慢して働いてほしい」と
言った言葉を言われた覚えがあります。自分は頭が良いほうではないので、その時は
「現場を知らないんだから、そうかも」と変に納得した覚えがあります。まあ、良い時
代だったのかも知れません。
それと教育と言う部分では、ある時期から「自分の考え、意見は大事に」と言うような
教育がなされてきたように思います。これは実際に若い方から何度か聞いているので
そうなのでしょう。これが強調されてしまうと上司や会社の意志より、個人の意思が重
要、そんなケースも出てきます。この部分は異論があるかもですが、状況を十分理解あ
るいは把握出来ていないで、自分の意見をあまりに強く前面に出すのは、自分は問題あ
りと思っています。このことが今、「他人の失敗を強く非難する」部分に直結している
気がしてならないのです。後は世の中への不平、不満が溜まっているのでしょう。どう
考えても良い、明るい世の中ではないように思います。今回はこの件、非常に気になっ
たので書いてみました。