引用:https://flyteam.jp/photo/2704191
最近の日本航空での副操縦士や客室乗務員の飲酒問題について、理解出来ない部分が何
点かあったので、それをここで述べてみようと思う。1つは飲酒と言う業務中には、あ
ってはならないことがどうして連続して続いたのか、と言う点である。どんな乗り物で
あっても酔った状態で乗って仕事をしていけないのは常識とも言える。そして、今回は
JALと言うある意味、一流企業で様々な社内ルールも決められていたはずの企業での不
祥事である。そう考えていくと連続で飲酒が続いた際の推測される項目が出てくる。
これは勝手な私の憶測なので、当たっていない危険性もある。そこはご理解頂きたい。
最初の推測は、ひょっとして駄目なことだが、ばれないかも知れないと思った、かも知
れないことである。乗務の際のチェックは規則上、あるようだが、どうも厳しいチェッ
クではなかったように思える。チェックさえ通りくぐれば、なんとかなる、そんな思い
だったかもしれない。そう考えると他にも実例があった危険性もある。ばれなければ
問題にはならない、そんなことかもしれない。そして、結果ではあるが、最初の飲酒の
問題が発覚した後の予防策が十分ではなかったのだと思う。これも結果であるが、絶対
にやってはいけないとなると、やらないものだと私は思う。
2つ目の何故は、仕事中になんで飲んだのか、である。これはダイレクトに現在のJALの
労働環境に結び付いている問題とも言える。酔わないとやっていられない。そんな状況
ではなかったのか。これも推測の範疇を超えていない。でも、今までのJALの環境を思
うとそんな状況でJALは会社運営がなされていたのかもと思う。なんせ前々から半官半
民で厳しい企業ではなかったし、その後は一回会社としては潰れている。黒字を出すた
めにかなりの人員削減、コストカットを強いられてきた。そして、今は国際線もANAに
かなりやられてしまっている。それが社員に影響がないわけがない。そう考えると航空
会社での飲酒での就業は絶対に許されるものではないが、その原因については、なんと
なく雰囲気は分かってくるように思う。心底大変な環境なのだと思う。それを踏まえた
うえで、また是非ともJALには立ち直ってもらいたい。昔からのJALの、おっとりした
雰囲気は嫌いではないのだから。
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