味の素は今は自分の台所にない品物です。子供の頃は漬物物を始め、何にでも大人たち
がガンガンかけていた記憶があります。味が良くなるのは事実ですし、それと当時は
これを食べると頭が良くなると言った話を大人たちが皆言っていたように思います。
そう、味の素は頭を良くするという逸話。ここは本当なのかと言うと嘘なのだそうで
す。グルタミン酸ソーダが味の素の主成分ですが、これが脳を活性化するのは事実なの
だそうです。ただし、これは野菜や海草を食べることでグルタミン酸が体内で生成され
それが脳を活性化するのはあるだそうです。ただし、口から摂取してもそれは、そのま
ま体内に取り込まれることはない。だから違うんだそうです。
後は味の素は毒だと言う風評が出たこともありました。石油から作られる人工合成の
「旨味」なので身体に毒なんだと。今の味の素はトウモロコシ等から作られ、通常の
摂取量では身体にも全く害がないという話で落ち着いているようです。若干健康被害が
あるんじゃないかという話もありますが今ははっきりしていません。という訳で家庭で
はもう30年以上味の素は見たことがないです。
味覚の1つとして発見されたグルタミン酸。もともとは昆布の中にあったものを学者さ
んが発見したそうですが、昆布出汁は本当の美味しいですよね。出汁は本当に美味しい
し身体に染みわたる感じがします。煮干しもそうだし、あごとか他にも色々あります。
昔からこんな美味しいモノを見つけて食べていた日本人は何て頭が良いんだろと思いま
すね。それと比べるとラーメンの汁は、どうも身体に悪い感じが最近特にしています。
前はラーメンのおつゆも美味しいと全部飲んだりしてました。だから胆石胆嚢炎に不摂
生もあってなった気もしています。胆石胆嚢炎で入院した際はかなりの食事制限やカロ
リー宣言がありましたが、出汁が利いてると思ったほどは気になりませんでした。
その時は本当に出汁のありがたみを痛感しましたね。今は簡単な出汁を利用する場合も
多いと思いますが、ときどきは是非材料から出汁ととってお料理してみては、いかがで
しょう。
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