国内のみならず海外のニュースも取り上げようとしていますが、また悲惨なテロと思わ
れるニュースがスリランカからです。テロと思われる爆破で死者がなんと207名、他に
も怪我人が多数発生したテロが起きました。CNNのニュースからでは、一連の爆発はま
ず、復活祭のミサが行われていた最大都市コロンボと北郊ネゴンボ、東部バディカロア
の教会と、コロンボ市内の高級ホテル3軒で発生したそうです。この中でもシャングリ
ラホテル内のカフェでは、午前9時ごろに爆発が起き、さらにコロンボ南郊のデヒワラ
動物園前のホテルでも爆発が発生したそうです。
それに加えて8件目は、爆発に関連して警察が出動したコロンボ市内の民家で起き、警
官らが民家にいた人物らに事情を聴き始めたところで2回の爆発があり、警官3人が死
亡したという報告です。ですから政府はテロの情報を事前に把握していたが、残念な
ことに防止にはならなかったということです。グナセケラ駐英スリランカ高等弁務官は
一連の犯行について「明らかなテロ行為だ」と述べ、多民族、多宗教、多文化国家のス
リランカ全体に対する攻撃だと非難。「自爆テロ」だったとの情報があると指摘したそ
うです。今のところ犯行声明は出ていないですが、ある報道ではISが関係していると言
う情報もあります。スリランカに置いては仏教徒が圧倒的に多くて70.1%、ヒンドゥー
教徒が12.6%、イスラム教徒が9.7%、キリスト教徒7.6%です。イスラム教徒がテロを
計画していると言う情報が海外の関係者からスリランカ警察当局にあり、警戒中の真っ
ただ中だったようです。今回爆破されたホテルはシティホテルで観光客も外国人も多か
ったと言うことで日本人もそれに含まれる危険性もあるのだそうです。本当に海外でも
安心は絶対に出来ません。ともかく早い状況把握と次のテロの予防をいかに確実に行う
か、その早急な対応が望まれます。