経済学ってのは本当に面倒で、かつ予測は当たらないと思っているのが自分の感覚で
す。そして今回、内閣府から国民総生産、GDPが前年度比プラスだったという報道が
なされました。それを受けて短絡的に考える人たちは消費者税増税にはプラス材料です
が、等と言ってしまう場合もあります。これは総体としての日本の経済成長率を見てな
いからと言う他ありません。下の図の経済成長率をご覧になってください。経済が
ほとんどここ10年間ぐらいは伸びてないというのがお分かりになると思います。
そして実質賃金も下降のままで、この状況で税金を上げたら景気は更に悪くないのは
素人でも推測出来る話です。各シンクタンクの頭の良い方達も何を気にしてか、その辺
をはっきり言わない方も多いですし、本来の大局的な傾向では景気は悪いままなのに
1回の経済成長率が単にプラスだからと言って何の傾向変化があるのでしょう?
そして今回プラスになったのはGDP4指標あるうちの輸入が減っただけ。後は全部悪い
のです。もう、くだらない無籍なコメントに黙れる必要もないです。自分で少しだけ
検索してみれば分かることです。これが正しい情報把握の仕方です。あ、でも政府が
従前の何かのように騙した数字を使っていたら、どうしようもないですけどね。
内閣府さん、今回数字は本当に正しいんですよね?