VWは前から好きな車です。自分が所有して使っていた車と言うこともありますが、な
んと言ってもドイツの大衆車、気取ってなくて好きです。その中でも乗りたいと思って
いて乗れていなかったのがビートル。そう、カブトムシ君です。それが遂に最終生産
となってしまいました。あの曲線も好きですし、女性が言うのとは違った「可愛さ」
があります。もともとの知識としてあるのが、この車は自動車設計者フェルディナン
ト・ポルシェ氏に設計された高性能小型大衆車であり、例のヒットラーによって大量生
産されるはずだったものがとん挫し、その後に生産され、非常に受けた車ということに
なっています。デザインが本当にユニーク。もちろん、ポルシェ氏設計ですから、スポ
ーツカーのポルシェとも似ていて当然の車です。そして、今回最終車両がメキシコで生
産されたニュースがAFPで報道されました。それをご紹介します。
【AFP BB NEWS 7月11日】
ドイツ自動車大手フォルクスワーゲンは10日、同社を象徴する小型車「ビートル」の生産を終了した。メキシコ中部プエブラの工場ではセレモニーが行われ、最後の限定モデルが披露された。
工場で生産された最後の1台は大きな歓声で迎えられ、フォルクスワーゲン・メキシコのステファン・アイヒェ最高経営責任者(CEO)は「70年近くにわたって3代モデルが受け継がれたビートルを失うことは、様々な人の感情を呼び起こすだろう」と語った。
「ビートルファイナルエディション」と銘打たれた限定モデル65台はメキシコ国内でインターネット販売される予定で、本体価格は2万1000ドル(約230万円)から。1番から65番までシリアルナンバーが割り振られ、各車両の左側には記念プレートが付けられる。
昔を懐かしむような雰囲気に満ちたイベントでは従業員らが「ありがとうビートル」と書かれたおそろいの黄色いTシャツを着用し、多くのファンを生んだ唯一無二の存在である車に別れを告げた。
VWは2015年に明るみに出た排ガス不正問題への対応のさなかだった昨年9月、ビートルの生産終了を発表。ビートルの歴史はナチス・ドイツの時代にまでさかのぼり、1930年代に国民車構想を打ち出したナチスの指導者アドルフ・ヒトラー( )の支援を受けたフェルディナント・ポルシェが開発した。