気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

記録は定時勤務が最大213時間残業で亡くなった男性例を見て

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ニュースを見て考えさせられることがありました。新潟の建設会社の当時46歳の男性が

過労で亡くなり、労災認定されたニュースです。まずは46歳と言う年齢からしても一家

の大黒柱であったのは間違いないと思います。亡くなった本人も可哀相ですが、残され

た家族も多分途方に暮れることでしょう。お子様たちがいらっしゃったら、多分高校か

大学でしょうし、これからと言う時期です。当然奥様も途方に暮れることでしょう。

 

亡くなり方も業務中にコンビニから出てきて路上で倒れ、くも膜下出血でそのまま亡く

なったそうです。ご自身としても何と残念であったことか。自分も不摂生の権化みたい

な生活をしていたので急患で救急車で運ばれたことが何度かあります。そして、入院先

の病院のベッドで天井を見ながら、ひっとして俺は死ぬ?とか思ったこともありまし

た。ですから、今回の件も心情は良くわかります。

 

亡くなった後で代理人がパソコン等を調べたら、記録は定時出社定時退勤になって

いたものが実際は月の残業で最大231時間の残業、平均で144時間残業していたそうで

す。これは自分の感覚で言うと本当に死にます。そして非常に残念ながら、今回の男性

は亡くなっています。建設業界なので拘束時間が長いのは分かりますが、それで自分の

と言いますか、家族のためでもある命を犠牲にして良いか、と言う問題です。

 

多分ほとんどの方が命の方が大事に決まってるだろと即座に答えるでしょうが、それに

実態は近づいていないと思います。ともかく現場はあると忙しいし、拘束されるのも

事実。内容を良くしようと思ったら拘束時間はおのずと長時間になります。それを仕事

の方法を変えないで、時間だけ少なくしたら、単純に工事の質が落ちるだけだと思うん

ですよね。

 

そうなると方法を変えるしかない。それが今回の解決策のように思います。多分、こう

いった業界では時間がかかるのは当たり前と言うのが慣例です。でも人の命や家庭とは

交換にならない。じゃあ、どうするだ、ということでしょう。必死に方法を考えないと

いけません。もう1つは管理責任と言いますか、実際の労働管理の問題です。今回

亡くなった方は管理職ではなかったようなので管理監督者、いわゆる上司がいたはずで

す。その方を単純に責めるつもりも今はないですが、この方の適切な指導や命令が

あったら、多分、労災は防げたでしょう。そう、1つの幸せな家庭を犠牲にしないで

済んだと思います。そう考えると上司の役目はかなり重要で部下の労働環境をしっかり

監督することが不可欠です。

 

日本の管理者は管理監督が下手だし、責任だって取らないなんて言われてますから。そ

ういう意味では今回も上司の方はどう具体的に動けば今回の悲惨な死亡例を失くすこと

が出来るのかを明確に決め、会社として厳しく運用していくしかないと思います。