台風15号の影響で続いている千葉県内の停電について、東電が27日の夕方に立ち入り
が難しい富津市や山武市など21カ所の110軒で、復旧の見通しが立っていないと発表し
たそうです。その原因が27日までの全面復旧を目指していたが、大規模な倒木や土砂崩
れによって、作業が難しいためとしています。そう言ったご家庭には発電機を供与した
と書いてありますが、台風からもう20日間近く経過しているので、停電になっている
ご家庭はさぞかし不便な生活を強いられているんだろうと心が痛みます。ここでも、
また東電は報道の仕方がまずかったわけですが、それは置いておいて、今自分が、停電
が復旧できない理由に少し触れてみたいと思います。
もともと岩手県の盛岡市が生まれの自分ですが大学卒業を機に千葉の茂原へ引っ越して
きた訳ですが、最初に驚いたのが思った以上に田舎ということでした。街並みを離れる
と草木が物凄く生えています。物凄くの意味は、その草木の数と草木の元気さの部分で
す。かなり緑が濃いし、ある意味黒っぽい緑であったりします。その時に思ったのは
日光が東北と比較すると多いんだろうと思ったこと。そして、草木が鬱そうと生い茂っ
てます。これが凄い。若い頃は会社のパイプラインの敷設上の草刈りをしたこともある
のですが、野草の生え方が尋常でなかったです。本当、ぶっちり生えてます。
同じようなことが木にも言えます。木の数が尋常でないと自分は思ってました。そし
て千葉では「こんな場所に家があるの?」って感じの場所に人家があったりします。
ですから前々から思っていたのが、こんな場所で生活に何か不都合がないんだろうか
とか、地元の人に聞くと、「んー、随分昔は戦いに敗れた武士が落ち武者として結構
奥まったところに住んでたらしいよ」とか、そんな話すら出てきてました。いったい
何百年前の話なんだよ、と思ったりもしましたが、確かに千葉は坂東武者で有名だった
かもと思ったりもしてました。こちらに来て遊んだ後で車で自宅に送って行った際も
「え。こんな林の深い場所に住んでるんだ」とか思ったことが何度もありました。
住んでいるだと言ってもご両親が決めた家であるわけで。
何を言いたいかと言いますと千葉は森が深いし、木々が多いし、家の集まった地域から
かなり離れた場所に家があったりするので何か天災があった際にはかなり復興しにくい
地域と言うことです。別に東電をかばっているわけでもないんです。ただ東京に近い
住宅密集地域と比較すると房総半島の南部はそういう地域なんです。山も森も本当に
深い。そういう地域です。