現状、国際的に完全に無法者となっている中国ですが、そもそもの原因は、もともと米
国が中国の頭を押さえていたものが、オバマ政権で野放しにされたと言う説が強く流れ
ています。何年か前までは危ないは確かにあったものの、ここまで勢力を付けるとは想
像も出来ませんでした。しかし、様々な問題があるとは言いながらも中国が勢力も伸ば
し、技術力も身に着けているのは間違いのない事実と考えます。その中で普段は余り日
本人には目立っていないものの、相当の効果が出ているのが中国のサイバー攻撃です。
これが相当の成果を上げ、西側の最先端技術等がどんどん中国に流入してしまってい
ます。
なんせ人口が13億人を超える1大巨大国家。一枚岩ではないものの、相当人口が多い
ので必然と優秀な人間も貸す多くいるわけです。そんな国ですから中国のサイバー攻撃
を仕事としている人数は10万人を超えていると言われています。これは本当に脅威で
す。サイバー攻撃でそんな人数がいたら、防ぐのは相当困難です。日本国内での最先端
技術がそのターゲットになっているのはもちろんのこと、一番のターゲットは米国で
す。米国がかなりの被害に遭っています。自分のそれに関するショッキングなニュース
は例のF-35最新鋭ステルス戦闘機の総額29兆6000億円もの巨額費用がかかっていた
設計情報が中国のハッキングによってすべて盗まれたこと。普通で考えたら国防総省
へのハッキングなんて出来ないと思うじゃないですか。それが丸々ハッキングされたと
ウォールストリートジャーナルは報じています。こんなことが普通にされたら、研究費
も費やすことなく、最新鋭の品物が出来ちゃうことになります。まあ、技術が流出した
からと言って、それをすぐ製作出来るわけでないですが。
これだけ経済活動や政治活動に全てPCが利用されているので、もちろんに関わる情報
を盗むだけでなく、攻撃だって出来ちゃう訳です。2019年3月に米国では電力網にサイ
バー攻撃があったと北米電力信頼度協議会が報告しています。この際は大きな停電まで
には至らなかったようですが、実際にそんなことも出来てしまうわけです。攻撃を仕掛
けたのは中国ではなかったようですが。実際にウクライナではロシアのハッカーによ
って大停電が引き起こされています。ライフラインへのサイバー攻撃は本当に恐い
ことです。ある米国の学者は大規模なサイバー攻撃は、人類にとって核兵器と同等に脅
威となり得ると説明しています。ライフライン等への攻撃は確かにそうなるのでしょ
う。
ここまではざっくりと中国のサイバー攻撃の話をしてきましたが、盗用による技術更新
なんてのは許せないし、それで成長して、どうするんだと私は思いますが、中国の今の
首脳部はそんなのは全く意に介さないのでしょう。1986年から中国はサイバー攻撃を
始めていると言われています。それで被害を受けている西側の被害は想像を絶する額
になっていると思われます。本当に嫌な世の中になっていますよね。