また、横須賀周辺で海からの悪臭で通報があいついだと言うニュースが、この18日に
読売新聞HPに掲載されました。ニュースの内容は17日午前10時40分頃から11
時過ぎにかけて、神奈川県横須賀市浦上台や久里浜の住民から、市消防局や浦賀署に
「海の方からガス臭がする」という通報が9件寄せられたという内容です。6月4日に
は約500件もの同様の通報が同市や三浦市の東京湾沿岸で通報があったとされている
ので、それを比べれば件数は少ないというものの、実際に異臭があったということな
のでしょう。
そこで気になってしまうのは、発生が確実と言われている首都直下型の大地震発生との
関連です。一部の専門家では異臭と地震は関連がある予兆のような発言もあるようです
が自分の認識では、はっきり把握出来ていない状況です。ただ、非常に気になったのは
例の地震の予知を成功させている村井俊治・東大名誉教授のGPSによる地表変位に関す
る報告です。5月の話になりますが、全国で2番目に注意すべきは「首都圏」とおっし
ゃっている点です。
「千葉県の基準点『千葉花見川』が隆起する一方、県内の『富里』は沈降し、5月中旬
に8.8cmの高低差が生じています。経験則から6cm以上の高低差は危険水域と考えるべ
きで、5月に起きた東京湾を震源とする地震も、この変動が関係している可能性があり
ます。今も2つの基準点の高低差は大きくなり続けているので警戒が必要です」が5月
の段階での村井先生のご意見です。自分も業務上、千葉県の地表変位には知識がありま
すが、年間で2㎝も変位があれば、大きな変位として理解されます。それが9㎝近い差
にもなると確かに大きい変異とはっきり言えるわけです。そういう意味でも変位が大き
いことは地震にも結びついているとも言えるでしょうね。ですから、危険なのは間違い
のない感じです。
しかし、昨今は関東周辺で地震が非常に多い。東京湾でも起こってますし、こんな状況
では、いつ直下型の大地震が来るかと、いつも心配しています。まあ、心配しても、ど
うなるものでもないので大地震が起きた際に必要な準備をしておくしかないのですが。
自分に実際に被害が及ぶのは本当に困るけれど、地球規模で考えたら人間1個人なんて
ゴミみたいな存在になるんですけどね。でも備えはしっかりやっておきます。