出典:オーストラリア戦略政策研究所 HPより
今日は少し扱うニュースが偏っている気がしますが、日本のマスコミがほぼ扱わない
ニュースですが知っていて良いニュースですのでご紹介します。ニュースはGIGAZINE
からです。日本人が気付かないでいるうちにどんどん世界の裏では某C国が策略を張り
巡らせて盗用により技術力をどんどん高めています。どう考えてもおかしかったわけで
す。こういう情報で納得がいきます。
【GIGAZINE 8月21日】
アメリカ合衆国国務省とオーストラリア戦略的政策研究所(ASPI)が実施した調査において、中国が企業や大学などから科学者を引き抜くために独自のネットワークを世界各地に構築していたことが報告されています。中国は以前から「中国独自の採用プログラムを利用して外国の高度な技術を不正に入手しようとしている」とアメリカから非難されていました。
Hunting the Phoenix | Australian Strategic Policy Institute | ASPI
https://www.aspi.org.au/report/hunting-phoenix
How China Targets Scientists via Global Network of Recruiting Stations - WSJ
https://www.wsj.com/articles/how-china-targets-scientists-via-global-network-of-recruiting-stations-11597915803?mod=djemalertNEWS
調査によると、中国は世界各地に設立した約600カ所の人材募集拠点を通じて、先進国を始めとする優秀な科学者や技術を集めていたとのこと。前述のグラフは国ごとの人材募集拠点数を表すグラフで、縦軸は拠点数、横軸は国名です。拠点は主にアメリカ・ドイツ・オーストラリア・イギリス・カナダ・日本・フランスなどを中心に設けられ、中でもアメリカが最も多く、全体の約4分の1である146カ所の拠点があったようです。
また、報告書には年度ごとの人材募集拠点設立数も掲載されており、以下のグラフが縦軸が拠点数、横軸が年度を表しています。中国は2006年頃から人材募集拠点の設立を開始し、2016年頃から設立数が急増。確認された600カ所のうち、2018年だけで115カ所以上が設立されていました。
人材募集拠点の運営は、中国人の企業・専門家・同窓会・学生グループ・学者協会などに委託されており、表向きには科学者向けに中国旅行を企画しているような拠点もあったとのこと。さらに、各団体には運営費として年間2万2000ドル(約211万円)、獲得した科学者1人あたり2万9000ドル(約306万円)が支払われていたと報告書に記載されています。
調査の結果から、人材募集拠点は主に中国の国家外国専家局および中国共産党中央統一戦線工作部を主体として運営されており、人材募集だけでなく、情報収集・技術移転・反体制運動への対抗といった中国政府への支援を目的として運営されていたことも明らかになっています。
アメリカなどでは、人材募集拠点を通して外国の人材育成プログラムに参加すること自体は違法ではありませんが、中国の人材募集プログラムには知的財産を盗用するような仕組みが多く、特に科学者がアメリカで研究室を運営しながら中国に短期滞在する場合には、情報開示などで利害関係の対立が生じることが多いと報告書で述べられています。
実際の被害として、2019年にテスラの自動運転技術に関するソースコードが中国の電気自動車メーカー小鵬汽車に盗用されたとして、テスラの元エンジニアである曹光植氏が提訴されました。小鵬汽車からのオファーによってテスラから引き抜かれたという曹氏は、小鵬汽車へ就職後も個人のiCloudアカウントにアップロードしたテスラのデータに何度かアクセスした疑いが持たれています。曹氏は「データはテスラを退社する前に削除しようと思っていた」などと述べており、技術盗用を否定しています。なお、テスラと曹氏の訴訟は2021年1月に審理される予定です。
ウォール・ストリート・ジャーナルが人材募集拠点の詳細についてアメリカの中国大使館へコメントを求めたところ、回答は得られなかったとのこと。また、中国政府は人材募集拠点を利用した組織的な技術盗用を否定しており、中国国営メディアは「アメリカが知的財産の窃盗の申し立てを政治的手段として利用している」と報じています。
何故急激に某C国が技術力を付けているのかが不思議で仕方がなかったのです。速度が
早過ぎと思っていました。それなりの原因があったわけです。日本の新幹線の技術盗用
を例に取れば時間がかかると思っていたものが非常にスピードが速い、そこがおかしい
と思っていました。そこもそれなりの原因があったわけです。しかし、非常に恐ろしい
不正なことを国政的にそれも大々的にやってるということです。これはかなり恐い。