出典:ピンポイントさん、ツイッター@pinpoint_m
子供の頃にプラモデルの作製で随分お世話にもなった、セメダインCです。接着剤と言
えばもうセメダイン。それに戦前の品物が説明書と共に古民家で見つかったお話です。
ピンポイントさんのツイッターで今話題になっています。そしてどうもセメダインの
蓋が金属製のプラグみたいなもの。こんなの見たことがない品物です。そして品物の
値段が何十銭単位!そう言えば子供の頃、駄菓子屋で10円で2個買えるお菓子があ
った記憶がありますが、これでも円ですね。
そしてなんと、セメダインの本社にもその資料はないのだそうです!!セメダイン社
にも史料が残っていない発売当初、1938年頃のものだと思われるとのこと。なんと
昭和13年!これはもう驚愕の事実と言うことでしょう。こんのよくあったなと感じ
が拭えません。
説明書を読んでみると「新発売なんでもよくつくセメダインC、セメダインC号は無色
透明、耐水耐熱、不凍性を具備する最高級万能強力接着剤であります」か、ふむふむ
それで「本品は乾燥が非常に早いですからご使用の際は接着せんとする品物の両面に
手早く塗って接合しますと3時間位で接着しますが1昼夜そのまま置きますと一層完全
に接着します」うんうん、そうですよね。「長期建設 物資節約の折柄ご家庭に是非
1本 本品のご常備を切望いたします」か、なるほどね。そして、少し大きな文字で
【廃物を再び世に出す セメダインC号】良いですねぇ、今はもう利用しない言葉が
多々あります。
昭和13年を見てみますと、物価はジャムパンが10銭。日中戦争が1937年から始まっ
てます。お相撲では双葉山の優勝とかが目に付きます。そういう時代だったんです
ね。今からもう80年近い昔なので相当遠い社会にも思えます。そのころにセメダイ
ンが誕生したということです。なんか懐かしい気がしてきました。