押印廃止の件、結構問題になっています。印鑑業界にしてみれば当然のことでしょう。
怒る気持ちもよく分かります。なんせそれでお金を得て生活している人たちがいるわ
けですから。そういう意味では大臣と言う立場での河野氏のツイッターはまずかったと
言うことになるでしょう。要はそこに求められているのは河野氏個人の感情ではなく
公人のしての河野氏の対応で会ったのも事実なので。
しかし、ハンコ業界も該当する知事さんも相当ナーバスになっています。良い悪いは
抜いていうとハンコでの押印は効率が悪いのは事実であるように思います。最近の話
ですが、支払い等に自分の某銀行の支払い手続きをしたのですが、そこで求められた
銀行届け出印が今は銀行によってはないのです。手続きをしてくれた方にしてみれば
意外だったかもですが、今はそうなっています。
元の会社でもパソコン上で承認をすると押印と言う行為自体は無くなっていました。
そこは結局、効率を高めるためにそうなったと思います。押印とかハンコ文化はある
面では非常に素晴らしいし、素敵なもののように思っています。ハンコを社会人に
なってから作る際も楽しい気分になっていました。家や土地の購入の際の実印押印も
気が引き締まり、良いことのように感じました。
ただ、反面、効率は非常に良くないのも事実なのです。もっと言えばお役所に実印を
届け、それをお役所が保管していること自体もかなりの手間がかかります。そう考える
と押印の習慣も変わっていかざると得ないように思います。そうなった時には確かに
関係する方々の生活は守っていく必要があるように思います。
非常に冷めて言えばフィルムでの写真も衰退しました。それでカメラ業界もフィルム
業界も大きな痛手を受けました。ただ、これは消費の変化なので責任をお役所に求める
ことは出来ません。しかし、今回はお役所が大手を振ってのことなので、どうしても
それは責任をお役所に求めるのは仕方のないことです。それがお役所ですから。
そして、多分電子化が全く進んでいないお役所業務は民間と同様の電子化が進めば
効率は3割以上上がるように思います。自分の判断では不可欠なのです。
今回の件、どう考えても河野氏の判断ミスでしょう。責めはしませんが配慮が欠けてい
たと言うことでしょう。公人としては内心色々思っていても口に出したらいけないこと
が沢山あるのは事実なのです。