日本は緊急事態宣言になるそうですが、いかがお過ごしでしょうか。何度も言うように
本気でコロナ肺炎の蔓延を阻止しようとしていなかった訳で、それで今、その宣言を
してどうなるのか、非常に気になります。さて、自動車のEV化の流れは特に欧州で進ん
でいることが前にもここでご紹介しましたが、最近のニュースではノルウェーの昨年の
新車販売台数のうち、54%がEV,いわゆる電気自動車でハイブリッド車も含めればその
割合は83%に達するそうです。世の中の動きは本当に早い。現在、ガソリン車とディ
ーゼル車のシェアはなんと17%。これはある意味驚愕です。それも一番売れたのが
上の画像にある、アウディの「e-tron」と言うEV。見るからに高そうな車ですが、ノル
ウェーでは税制上でかなりの優遇措置をしているということで、その効果が出ている
ように思います。
さて、お話を少し変えて、「何故、ガソリン車を電気自動車にしないといけないか」の
お話に話題を変えます。最初にあった話はガソリン車が地球環境に良くないから、と言
う理由だったように思います。環境問題ではガソリン車の排ガスが地球環境を悪化させ
ているという議論が発端であったような。確かにその通りで当初、自動車の排ガス等で
光化学スモッグが発生したとか、以前は問題が多々指摘されていました。排ガスは
その通り。それで各国とも自動車の排ガス規制をし、車も以前より環境に良くないと
される排ガスを少なくして走れるようになりました。
そして自動車の排ガスの問題は依然と比較して大幅に完全されたものの、今度は地球
温暖化の話が出てきたわけです。当初は空気中にある、二酸化炭素の濃度上昇が地球
の温暖化を加速させているような話が出ていましたが、途中から二酸化炭素濃度値と
地球の気温上昇が相関になっていないことも分かり、加えて、地球の気温変化に影響
する要素は多々あって、単純に二酸化炭素濃度だけではないことも分かってきました。
更に言えば、短期的には気温上昇に見えていた経年の温度変化も見る年度スパンを
大きく取れば、寒冷化に向かっていることも分かってきました。
加えて当初、世間が心配した環境問題の視点も更に大きな視点で言えば、その自動車
の製造から発生する環境への負荷をまとめてみると、ガソリン車と比較してEVが
環境負荷が決して低くないことが分かってきました。そうなると何のためにEVに乗る
のか、と言う根本的なお話に戻ってしまいます。こんな状況で日本も自動車のEV化を
推し進めようとしています。軽自動車にすらです。環境破壊を引き起こす状況では
ないのに、日本の主産業である自動車産業を日本政府は壊すつもりなのでしょうか。
トヨタの社長がご立腹なのも当然でしょう。それにEVは滅茶滅茶電力を喰うので
もし、本気でEV化を進めたら、電力供給不良が起きるとさえ、予測されています。
もう、全体最適を考えれない政治は本当に困ってしまう。欧州も色々考えて、各国
は自動車のEV化を進めていますが、日本は本当に自動車産業を潰す気なのでしょうか。
頭が痛くなってくる話です。家電産業電子産業は海外製造にしたことで技術を盗まれ、
産業自体が今は弱体化し、そのうえで自動車産業も潰す気なんでしょうか。まあ、EV
で一番頑張っているのがお隣のC国ですけど。環境対応も実質的ではなく、流行めいて
きたら、ほぼ中身はないです。