出典:NBC News - Breaking News & Top Stories - Latest World, US & Local News | NBC News
少し前になりますが、ここでも紹介したJALのボーイング777のエンジン爆発事故、一
昨日の米国での同機のエンジン爆発事故を受けて、使用禁止となりました。大きな死
亡事故が起きる前で良かったですが、日本の事故を受けてすぐに使用禁止に出来てい
なかったのは残念です。旅客機は確かに事故発生率は交通事故等と比べても小さいの
ですが起きたら死亡する感じになることも多いので、自分は結構、搭乗時にビビって
ます。ある意味、飛行機が楽しいと同時に恐い。
20日の事故は、アメリカ・コロラド州にあるデンバー国際空港を出発したハワイ行きの
ユナイテッド航空のボーイング777。離陸直後にエンジン故障のため破片を散乱させた
のち、空港に引き返したという事故です。そして旅客機に搭載されているのが、プラッ
ト&ホイットニー4000-112と言うエンジン。このエンジンは米国ではユナイテッド社だ
けの利用で他国では韓国と日本のみ。日本でも、もうJALとANAが同機の使用と中止し
ています。良かった、良かった。大きな騒ぎになっても死亡者がなくて、それで事が済
んでいれば、それでOKなのです。下の写真は破損した大きな部品が落下した、コロラ
ド州ブルームフィールドの写真ですが、これも怪我人も出ていないそうで、本当に良か
ったです。
さて、日本国内ではJALが13機、ANAが19機、同じエンジンを搭載した旅客機の運航が
停止となっておりますので安心出来ますが、少し気になっているのは国内での当該事故
の発生が20年の12月4日、那覇空港から羽田空港への便でした。当時もご搭乗のお客様
が撮った写真がニュースには掲載されていて外観だけざっとみても今回のユナイテッド
社のエンジン破損と非常に似ている感じです。JALの社内では重大インシデントとして
すぐさま、エンジン内のファンブレード(エンジンの中にすぐ見える羽状の部分)の
破損により、エンジンを覆うエンジンのカウル(覆い)が破損したと結論を出してい
ましたが、根本の「エンジン内のファンブレードが何故破損したか」の結論が出てい
なかったわけです。そして、約3か月後の同機の運航停止、遅いのか早いのか、と
言った感じです。
もう少しだけ言うと、その時にエンジン破損の事故原因として懸念されたのが、2017年
にエールフランスのA380のエンジン爆発で起きた、チタン合金による室温保持疲労と
言う事故原因です。まあ、まだ米国でも発表になっていませんし、はっきり分かりませ
ん。それでも航空機でもどんどん新素材が採用されそれの年数経過による劣化や疲労の
データはまだ十分ではないかもしれません。とりあえず。
RAW: United Flight 328 engine catches fire