アフガンでのタリバン政権への委譲は未だにアフガン国内を混乱させているようです
が最近の民主主義否定や住民の射殺報道を目にすると、どうしようもない苛立ちと悲
壮感に苛まれます。最初の頃、かなり気にしていたのが国民への行為もそうですが
「偶像崇拝の禁止」ということで1000年以上も前に作られた仏像を破壊した件です。
これはかなりショッキングで同時に自分たちが理解出来ない主義の人たちが世界には
いるんだということで、かなり驚きました。確かに平和ボケと、これでだけ国政も地方
自治も滅茶滅茶でも全く改革が出来ない、ある意味奴隷のような日本人には遺産を壊
す、は理解出来ないし、政府すら海外にメッセージすら、出せない。これが現実です。
そもそも昔から日本人は殊の外、寛容なので色んな考え方もあっていいと思っています
が、全部の日常の行動を全て宗教に基づくは、かなり難しい気がしています。自分のつ
たない知識ではキリスト教とイスラム教は、ほぼ聖地が同じで昔はイスラム教でもキリ
スト教を黙認していた感じがあります。それともう1つは米国も世界警察を気取って
様々な国に軍事行為をしていた際には、その国の一般に方々も殺してしまっていますか
ら、憎しみを受けるのは当然と言えます。平和ボケした平凡な日本人の意見ですから、
これが万人の意見にはなりませんが、憎しみを生む軍事行為では何も解決出来ないよう
に思っています。その反面、完全に嘘っぱちの日本国の「大人の対応、大人の判断」も
マスターベーションそのもので全然対外的に意味がありません。そういう意味では日本
がどんな外交手段を取ればいいかは確かに難しい。でも、それでも効果のある対応を
確実にしていく必要があります。
ごちゃごちゃ前置きが長くなりましたが、米国政府が見積もった、アフガンから国外に
退避させるべき人員がなんと5万人以上!これって最大でかい旅客機で100回以上の
運航をする必要があるということです。素人が考えても、これはすぐには出来ない。
いや、ここの見通しを米国政府が何故出来ていなかったのかが不思議で不思議でなりま
せん。現地の軍からは情報があがっていたとの報道もありますが、完全に見誤ってま
す。こんなのは過去の米国から想像も出来ません。大失態で米国民の7割以上がご立腹
も当然でしょう。それよりも現地の方々で米国に味方していた方々は殺されてしまう
リスクがかなりあるわけで、アフガン国内の移動も難しい米国民も未だにいるようです
から、とんでもない状況になっています。何も出来ない自分はアフガンで悲惨な目にあ
っている方々の安全を切に祈るしかない。困るなんて言っていられないことが日々起き
ているのは本当につらいです。これが現在の世界と思うと。