26日の午後、オリンピック選手村内で起きたトヨタ自動運転車「eパレット」の接触事
故。自分はトヨタの技術はそれなりと思っていましたので原因を調べてみました。調べ
た記事の内容は当時は、車内にオペレーター2人と乗客5人がいて、オペレーターの2人
はトヨタの社員たったそうです。 国土交通省によると、今回のeパレットの走行は、5
段階の自動運転技術のうち、下から2番目の「レベル2」に相当し、システムが人の運転
を支援するという形。運転は、あくまで運転者ということで、安全運転はシステムでは
なく運転者にあるということです。1人が発進や停止時のボタン操作を担当し、もう1人
がドアの開閉を担っていたそうです。オペレーターの2人は、人がいることには気づい
ていたが、横断をやめるだろうと思った、という趣旨の説明をしているということです
から、そこから想像されるのはオペレーターの推測が間違っていた危険性が高い、とい
うことになります。
ケガをなさった選手さんは大事を取って大会には出場しないことにしたと言いますから
ケガも大変でしたし、4年に1度の大会開催ですから、さぞかし残念であったと思いま
す。これだけの情報で断定は落ち度があるかもですが、一番は健常者では、色々身体を
動かすのに苦労のある方々の感覚は分かりにくいと言う部分。それに対する、トヨタ
サイドの安全運転教育が足りなかった可能性もあります。自動運転、特にセンサーや
ソフトの不備でないことが、分かりました。
仕事から安全運転管理に関わったことがありますが、単純に言えば、やるべきことを
確実にするしか、事故予防はないように思いました。例えば、駐車する場合の後進で
事故はよく起きたりするのですが、仕事ですと2人での乗車が多いので、後進の際は
1名が車を降りて、後進の指示を出す等、こんなことです。事故が多い細めの道路は
時間短縮になっても通らないとか。
今回の場合も正式には関係者で対応となるでしょうが、推測される「当方の存在を
確認していると想像して車を操作した」部分は「危険が予測される場合は完全に停止
し、安全になってから車両を動かす」ことになるかもです。安全運転は完全に具体的な
行動まで落とし込まないといけないので人を何メーター前に確認したら、停車するとか
決めていかないといけません。現状、「eパレット」は運航中止となっていますが
対応の方、是非とも万全にお願いいたします。