自分ではワンちゃんは飼ったことがなくて、どうしても飼いたくなって猫ちゃんは飼っ
たことがあります。ペットショップでですが、最初にその子と会った時にほぼ決めたよ
うな、そんな出会いでした。まあ、ペットショップなので狭い場所に入れられて、ガラ
スで近くに寄ると、もう抱っこしてほしい感じで騒いでいたので。今はその子も気の
優しい息子に飼われていて、多分ですが幸せに暮らしていると思います。今はペット
ブームで猫ちゃんも本当に可愛い種類が多くて、目移りするぐらい。まあ、子猫の間
は短いので、大きくなるのは、あっと言う間ですが。
それでもペットについては小学校の頃から色々考えさせられることがあって、少し色々
考えたりしていました。それは自分たちが自然に生きていたカブトムシがお店で売られ
ていたのを見た時からです。そう、最初に思ったのは生き物を売り買いはいいのか、と
いうことです。売るというのは、それで誰かが儲けることですから、そんな生き物で
商売をしていいのか、と言う点です。酷い話がカブトムシはデパートでも売っていまし
たから、誰がちゃんと面倒を見てるんだ、と言うのも非常に気になっていました。どう
考えても大事にケアされてる感じがしないのです。生き物としてではなく、商売品、
売り物扱いですから。
そんな風に考えると魚、金魚や熱帯魚もそうですが、でも金魚なんて天然にはいない
し、熱帯魚もそういうのが多い。そうなれば、勝手に仕方ないのかなとか、勝手に思
ってしまっています。金魚も熱帯魚も子供の頃、父親が家にかなり飼っていましたが
綺麗だし、かわいい思い出が沢山あります。金魚なんてなつくし。これが物が大きく
なってワンちゃんや猫ちゃんだとどんなことになるんだろうは、勝手に思っていまし
た。子供の頃はブリーダーさんもいたでしょうが、そんなに目立つ感じでもなかった
ように思います。でも段々とペットブームが広まり、ワンちゃんや猫ちゃんが商売の
ために相当悪い環境に置かれていたり、可愛がってもらってないニュースを目にする
たびにとても悲しい気持ちになっていました。
もう日本でも悪業高いペットショップもありますし、あそこのお店は絶対にペットを
買ったらいけない等々、色んな悪い話が次々出てきていました。それと保健所に捕ら
われて殺処分にされるお話もそうです。もう人間の勝手な都合で悪列な環境に置かれ
たり、殺されたりじゃ可哀想過ぎる、でも自分はそれをどうこうしてあげられない。
ある意味、偽善者のような立場です。
そんな中、今日はフランスで動物の福祉や衝動買い防止の観点から、犬と猫はペットシ
ョップでの販売を2024年から禁止し、犬や猫を飼う場合、保護団体や個人からの譲渡、
ブリーダーからの直接購入となるそうです。また、法改正によって施設でのイルカやシ
ャチのショーを26年から、移動型サーカスでの野生動物の利用を28年から、それぞれ禁
止するとのこと。そして、ウサギや魚などは引き続き販売できるが、衝動買いを招かな
いようショーウインドーに陳列することは禁止するそうです。良いことのようにも思い
ますが、自分はブリーダーにはあまり良い印象がない。また、イルカやシャチショーは
大好きですが、確かに芸をどうやって仕込むのか、とか、大勢の観客の前に出て、スト
レスはどうなんだろうと思うと、考えさせられます。
そんなわけで、もう抜本的にペットを守ろうとするフランスには色々と考えさせられた
1日になりました。
