昔と比べれば、国の行政も結構おかしいと言うか、絶対に変だし、詳細分かってないだ
ろと言うのが増えている気がしています。1つにはどう考えても国民生活を良くしよう
と言う思想で対応していない場合は必然的に「絶対におかしいだろ!」と言う対応にな
ってしまうわけです。今回、ネットニュースで話題になったのが、漬物の浅漬けの衛生
管理が問題となり、法律を変えた訳ですが、その法律の不備のために、有名で美味しい
秋田の「いぶりがっこ」が作れなくなってしまうと言うお話です。もう、おバカとしか
言いようのないお話です。完全におバカだし、それを回避出来る方法も選択肢がいくつ
かあったはずなのにです。
何十年か前は国のお役人と言うのは、流石に頭が良いし、悪い面もない訳でなかったで
すが感心はしていました。「流石」と言う部分が多かったように思います。ただ、何故
か段々と「?」と思うような面も目立ってきて、段々と不信感を抱くようになってきま
した。何年か前も仕事で経験したのが悪質な緑ナンバー車の取得を避けるために車の
床ナンバーで規制をかけたために今後は特殊車両の製造が出来なくなると特殊車両メー
カーに言われたことがありました。そんな馬鹿なことがあるんかとメーカーに問い合わ
せましたが駄目なようです、ということで関東の陸運局では認可が下りないと言う判断
で地方の陸運局で新規特殊車両の認可を取ったことがあります。こんなのは本当に馬鹿
げているお話でしょう。本来は法律を作る前に、その不具合を確認し、それを修正出来
るです。そんな馬鹿な話が実際にあるのです。
今回の件も全国で浅漬けなどの食中毒が相次ぎ、国は6月施行の改正法で、漬物製造業
を営業許可の取得が必要な業種に変更し、国際標準に沿った衛生管理を義務付け、専用
の製造場所を設けるよう規定したということなのですが、いぶりがっごは豪雪地帯の保
存食として生まれ、秋に大根をつるして木の煙でいぶし、塩などが入った米ぬかに漬け
込んで作られる漬物。昔ながらの製法を代々受け継ぐ農家は農閑期に小屋で作っている
漬物で専用の製造所なんて最初からない。使う木の種類や漬け込み用の材料で味が変わ
り、今も約100人程度の農家の方がが昔ながらの製法を守る貴重な漬物なんです。
従って法律改正で今まで通りの「いぶりがっこ」は作れないし、製造を継続するために
は多額の設備投資がいる。だから、多くの方は「いぶりがっこ」の製造を諦めるしか
ないと言うわけです。更に言えば、国際基準に合わせたと言うのが、良いように聞こえ
ますが本当にそうなのか。日本国内の基準の方が数段優れている場合があるのも事実で
す。そう考えれば輸出する品物ではない限り、国内基準で良いんじゃないか、とか
思いますね。もう海外を不必要に信仰するのも止めた方が良いです。
こんなことは絶対に許してはならないし、貴重な食文化をアホが潰すな!と大声で言い
たいわけです。少し話は違いますが、昔、日本が得意とした半導体産業が衰退した原因
も大バカ者の国の役人が米国の無理難題を受け入れたからに過ぎません。これも知って
ましたか?そういうことなんです。血税を払ってアホなお役人が国民が苦しむような
仕事をし、そして自分たちの生活だけは守る。それが今の国のお役人と言っていいでし
しょう。そういうことなのです。何故国民が怒らないのか、不思議でなりません。