気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

特別な思いのあった超大型旅客機、エアバスA380。最後の新造機が工場を立つ

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出典:Air bus HP

日本はロッキード事件以来、しばらくの間、ボーイング社の旅客機を航空会社が購入

し、特に欧州では利用の多かったエアバスを採用していなかった期間がかなりありまし

た。そんな中で2007年10月から運用されたエアバスA380は総2階の巨大旅客機で興味が

かなりあった自分はエアバス社のA380に関するプレゼンテーションを何かの機会で聞

いた記憶があります。それ以来、この旅客機が好きで、搭乗したくてどうしようもない

感じになっていました。そんなことでANAがフライングホヌを導入しても搭乗出来てな

いですし、そんな意味では、その鬱憤がそのままになっています。

 

そんなこんなのうちに、とうとう、世界的な不況のために生産中止となってしまいまし

た。これは本音で言えば本当に悲しい。もう完全な個人的な好みでお話しています。

この機の利用に際しては空港でも今までのタラップが使えないとか不都合も多々あった

ようですが、利用者の勝手な好みで、この機体の雄姿はなんとも言えない魅力はあるん

です。近場で見たいし、搭乗したいし、もし可能なら操縦だってしてみたい。そんな

機体です。ただ、不運なことに、例の大韓航空での副社長が辞任までした「ナッツ事

件」は、この機体で怒ってますし、エンジンの爆発事故も2回起こしています。1件の

エンジン爆発はエンジン設計時のミスということでケリが付いていますが、複合素材

が使用され始めてからのエンジンの爆発事故は他機種でも起きていて、従前まで使っ

ていなかった新素材の劣化や耐久性に関しては予測出来ていなかった原因で事故が起き

ている感じがしています。

 

日本での同機の導入は最初に2014年にスカイマークが名乗りを上げたわけですが、結果

はご承知のようにスカイマークの経営悪化でエアバス社ともめにもめ、他社への転売を

したりしていますし、1機510億円は確かに巨額ですから計画通り運航出来ないと会社を

傾けてしまうのは確かにあるのでしょう。そんな中でもANAが2016年にスカイマーク

社のエアバス社への違約金の代わりとして、3機引き取ることになったのはご承知の通

りです。コロナの影響で定期運航も出来てないのもご承知の通り。それでもウミガメ、

フライング・ホヌとしてカラーリングされた機体はとても愛らしくて絶対に乗る!とか

勝手に思ってしまっています。

 

世界の中で見れば、アラブのエミレーツ航空が一番、この機体を所有しているわけです

が、ここでもA380は経済性が悪い等の理由で退役させられつつ、あります。それでも

エミレーツには123機のA380が導入され、ここ数年間は主力機として運航されるそうで

す。そんな中で、A380の最終号機が現地時間2021年12月16日にエミレーツ航空へ納入

されました。「A380」としてのコンセプト発表から20年間以上続いたA380の開発・製

造が、これで終了となるそうです。んー、非常に寂しい。16日、エアバスの工場がある

ドイツ・ハンブルクを離れる際に、ハンブルク工場のあるフィンケンヴェルダー空港の

滑走路上空を低空で通過する「ローパス」を披露し、同地のスタッフやファンに別れを

告げたのち、エミレーツの本拠地ドバイへ向け出発したそうです。その動画とエミレー

ツ社のHPで同機の素晴らしさを紹介していますのでリンクを張っておきます。

やはり、なんか寂しい。

 

エミレーツのA380型機 | 機種一覧 | エミレーツ体験 | エミレーツ航空 日本 (emirates.com)

 


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