気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

東大で起きた17歳の少年による傷害事件のこと【追記有】

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またも起きた若い方による自殺願望から始まる無差別な殺傷事件もどきの事件。深い溜

息とともに、こういった事件が特別な事件ではなく、今の日本国内でなら普通に起こる

と言う確信を持ちました。非常に残念ではありますが、この社会環境なら、同様の事件

は当分の間、続く気がしています。良いか悪いかには触れませんが、今の若い方たちは

非常に思い込みが強いと言うか、自分の思った事しか信じていない感じが非常に強いで

す。自分の若かった頃も大人の言うことなんか、信じないぞはあったことはあったので

すが、そう言った話を100%信じてないわけでもなく、大人の言うことだから経験が多

い分、そんなこともあるのかも、とは思っていました。

 

ところが今の方は非常に自信があるというか、自分の経験が少ないことを何も気にして

おらず、自分は自分。自分の思っていることが一番正しい感がどうも相当強い気がして

います。まあ、いつの時代も若者は反抗精神が強いですから、何も他人である大人の意

見を聞く必要もないわけです。ただ、そこで失敗した際の立ち直りが非常に弱いのと

他人を殺すとか傷つけることがOKになってしまう発想が良く理解出来ない。究極的に

言えば自分のために他人を巻き込んで殺しても良いと思っているとすれば、その発想の

幼さ、危うさ、もっと言えば人間のことが全然分かっていないとしか、言いようのない

若者がどのようにして今、この日本社会で作られてきたのかが、全然把握出来ないので

す。

 

第一にはどう考えても親と言いますか、その家庭でどんな環境で育ってきたか、どんな

親からの言葉を受けて育ってきたかが、非常に気になっています。前にもそこには触れ

ていますが、兄弟がいないとか祖父母が近くにいない環境は人間形成の中ではかなり重

要な気がしています。それと丸っきり今と環境が違っていますが、小学校に入った頃か

ら、近所の上級生と遊んだりしていましたので、その中で人間関係のことを学んだ気が

しています。まあ、当時ですから、叩かれたりもあったわけですが。そんな環境で小さ

い頃は育ってきました。まあ、今の方のように「温室育ち」とは全然違っていたと思っ

ています。そう言えば父親からもたまにですけど、鉄拳で怒鳴られたりは何度かありま

した。かなり反発もありましたが、ともかく父親は恐かった。

 

多分今の方が、そんな環境では育っていないのでしょう。そうなると親御さんはどうや

って子供に人間関係を教えていくのか。これも非常に難しい感じもしますが、単純には

多くの人間と関係を持たせるしかない気がしています。それとゲームが悪いとかは言い

ませんが私たちの子供の頃より、人を殺すとか傷つける場面を仮想とは言いながらも目

にすることが多い世の中のように思います。例え、言葉では他人を殺すことや傷付ける

ことは絶対にしてはいけないこと、と言われていても、そういうのを仮想でも何度も見

ていたら、人の命なんて軽く思ってしまうこともあるような。

 

ただ、世の中を悪いと思ってしまう気持ちも分かる気がします。この世の中、嘘や欺瞞

ばかりで本当にどうしようもない。それと完全な誤解なのですが、今は資本主義ではな

くて拝金主義。そう、なんでもお金が最強でそれが一番大事なのものと言う考え方に余

りにも捕らわれすぎと思っています。今回も東大に入れないから自殺すると言う短絡的

な発想のようですから、いくら頭が良い若者であっても余りにも精神的に幼過ぎ、自分

だけ、可愛いすぎです。それが許される世の中は絶対に幸福な社会になるわけがありま

せん。今回、傷つけられた受験生等思うとどんなに絶望感が強い感じになったかと思う

と切な過ぎて。本当に残念ですが、今のこの日本の環境はほぼ変わらない感じです。

どうしたら、いいかも非常に見えにくい。そうは言いながらも自分の生活を何とか守っ

ていかないとです。世紀末そんなことばが頭に浮かびます。

 

【2022年1月18日】

先ほど、JBpressで本件についての東大・助教の投稿を読んで考えさせられたので追記

します。投稿内容は『「東大刺傷事件」に見る「コロナの深い傷」』と言う内容です。

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/68474

そこにまず書いてあったのは、今まだ日本社会を覆っている「コロナの黒い闇」が深

く国民を覆い、矢も言えぬ不安が国民を覆っている事実。そうです、自分は楽天家で

すから、他の方よりも気楽にコロナと付き合ってる感じがしますが、どう考えても緊

急自体がずっと続いている訳です。

 

そう、今はどう考えても緊急事態が何年も続いてる緊急状態。これはコロナの実態が

どうあれ、国やマスコミの報道の仕方がそういうことです。大人の理解ですら、こん

な感じですから、子供たちや、増してや受験を控えた子供たちに重しのように重く、

彼らを押しつぶしているのは間違いないでしょう。そこもこの事件を正しく理解し、

今後の予防を考える際に十分、考慮すべき点と思います。何度も言いますが自分は

この事件を認めている訳はないのですが、彼らの心理を正しく理解するためには、

今の点は欠かせないしょう。

 

次の彼が心配した点は受験の際に、今回のような犯罪をどう防ぐか、の点です。それ

は実際にその業務に関わる可能性がある人間としては当たり前でしょう。ここで彼が

取り上げていたのが、文部科学大臣の「事件の発生を受け、文科省と大学入試センタ

ーは各大学に対し試験会場の警備に対する一層の注意喚起を周知」のコメント。まあ、

わかる方にはすぐ分かると思いますが、これってほぼ何も意味のないコメントなので

す。ちょっとした表面上の雰囲気は良い感じに聞こえますが、じゃあ、実際に何をす

るの?と聞かれたら、実務担当としては「???」な訳です。

 

すぐには変えれないのでしょうが、今の効率が非常に良くない、無意味が施策が多い

日本の政治では変えていかないといけないコメントなのです。危険予知訓練をやった

事がある方なら分かっていますが、①いつ②誰が③どのように、が明記されていない

対応は何の効果もない。そして、その対応が実際に出来るようにしておかないといけ

ないのです。その意味からは大臣のコメントは何も意味がないのです。投稿した彼も

先生と事務官しかいない大学で、なにをどうするの?と大きな疑問を出していますが、

当たり前でしょう。

 

そして更に一番は、この受験を受ける子供たちにどうやって安心して受験を受けるよ

うにするんか、でしょう。単純に考えれば、空港でやっているような装置や人員を

揃え、必要な安全確認をすれば良いと考えてしまいますが、これって時間がどれだけ

かかるか分からないし、装置や人員はどうやって用意するの?となるわけです。

実際の対応をする大学の方々は早急には今やれる最大限頑張るとしか、言いようがな

いでしょうし、それに来年は正式にどうするの?となる訳です。担当している方々は

本当に頭が痛いでしょうし、受験する子供たちの不安は消えないでしょう。

 

大きく考えれば、このコロナと言うバンデミックによって世の中の仕組みが今まで通り

はいかなくなり、そして、嫌な言い方をすれば、今までのそれなりに幸せだった生活を

大きく変えていかないといけなくなるのも事実でしょう。今回の件は本当に根が深く、

対応が本当に難しい。難しいですが、最大限やっていかないといけない。現役の社会人

とは言えない自分の立場ながら、色々考えて実行していこうと思います。