もう、こんな世の中で品物はどんどん上がるわ、世の中も不安だらけでどうしよもない
感じですが、なんと今年はカツオが大豊漁とのニュースが出てきました。なんと千葉の
勝浦漁港ではカツオが大漁でにぎわっているそうです。良い感じです。そしてなんと
勝浦漁港と銚子漁港では5月のカツオの漁獲高が先月の36倍!めちゃめちゃカツオが
捕れてる感じです。そして、カツオの魚体も通常よりも大きくて脂もあるとか。時期的
には初ガツオの時期なので普通は脂はのってない時期ななずなのですが。
今の時期、何故サイズの大きなカツオ、それも脂の乗ったカツオが取れるのか、は諸説
あるようですが、今年も黒潮は大蛇行していて紀伊半島とか、あの辺では蛇行で黒潮が
沿岸近くを流れておらず、沖合に大きく蛇行している感じです。黒潮の大蛇行は今年だ
けではないので直接関係がないんじゃないかとか、色々言われています。もちろん水温
も関係ある感じです。諸説ある中で少し説得力がありそうなのが今のカツオは回遊して
いるというより、いづきのカツオで回遊して南に戻っておらず、三陸沖とか、その辺で
回遊して、その場所にいて成長したんじゃないか、と言う説です。
そうなれば確かに南に戻らず、本州の北側の太平洋沖で回遊していたら、そこでサイズ
が大きくなっていても不思議はありません。カツオは海水温24℃が大好きなようなの
で、そんな海域が本州の太平洋沖にあったのかも、です。それなら理解出来ます。でも
それって海況が大きく変わってるということなので、大喜びして良いこととも思えな
い。ただ、大漁なのでカツオの半身で例年の半分の価格。サクで3割安と言いますから
嬉しい話です。カツオは癖がある魚ですが、刺身も煮魚も美味しいし、焼いても好きで
す。
もう相当前に話で自分が小学校の頃、父親の実家近くに父のお兄さんが住んでいて、
そこの奥様に気仙沼に連れていってもらった記憶があります。その奥様は子供嫌いと
言われていましたが、自分はかなり面倒を見てもらった記憶があります。その、気仙
沼に行った際に彼女が大き目なカツオを1本買って持ち帰って、家の裏の水場で手捌
き鮮やかに出刃包丁でカツオをさばいた記憶が今でもしっかり残っています。彼女は
海岸近くで育ったのか、カツオをさばくのが本当に上手で感心しながら、しっかり
見てました。どんな風にして食べたのかは記憶にはないのです。それももう50年以
上前のお話です。
カツオと言う魚は刺身でニンニクで食べてもかなり美味しいし、大人になってから知
ったタタキでも本当に美味しい。なんと言えばいいのか、野性味溢れる魚。血合いも
癖があるけど、私の父親は身体に良いとか言いながら食べてました。面白いことに
自分の父親は刺身は絶対に酢に付けないと食べない。お寿司もそんなに好きではなか
った感じです。どうも若い頃に刺身で当たった経験があるらしくて生モノは苦手。そ
んな感じでした。余談になりました。子供の頃はカツオの焼いたのとか、生姜で似た
のを食べたように思います。結構好きでした。それに何と言っても削り節が大好き。
勝浦漁港にもかつおの削り節を作っている会社があったように思います。まあ、そん
なこんなで雑多に色々書きましたが、旬のカツオが美味しくて安いのは朗報です。
今年は何度も食べようと思います。