気になるトピック&ニュース少し掘り下げブログ

沖縄の大好きな中年オヤジですが、ブログで色々取り上げています。(笑)

無資格者に手術後の縫合をさせた医師、隠そうとした病院

自分は40歳過ぎてから、多分、余りにも酷い生活をしていたためと思いますが、大病

を2つしています。1つは胆石胆嚢炎での開腹手術、そして狭心症でのカテーテル

よるステント設置を1個しています。胆石胆嚢炎の話も普通は腹腔鏡下手術と言って

お腹に小さな穴を明けて手術する場合が多いのですが、病院の方の事情があって仕方な

くです。人間の身体は本当によく出来ていて、お腹のど真ん中を20㎝以上切られてい

るのですが、それでもしっかりくっついてる。本当に驚いちゃいます。少しだけ不満

を言えば、どうもメスの入り方が綺麗じゃない。まあ、所詮、男なのでそんなに気にす

ることもないのですが、後から自分の入院した病院では私と同じ病気で亡くなった方が

何人もいると聞いて、それでまた驚いたりもしました。外科の先生には大した手術じゃ

ないと言われましたが、後から看護師さんに聞いたら、「大した事ないなんてことは

ないですよ」と言われ、背筋が冷っとした覚えがあります。

 

さて、今回の医療トラブルの件、医者が無資格者に縫合を任せたと言うお話です。何故

医者でない技士に縫合を任せたのかの意味がよく分からなかった。見習いの医者になら

分かりますが、医療器械の操作を行う技士に任せたのか。それとその医者の理由が

「教育のため」となっていますが、そんなことよりも法律の方が優先なのは間違いのな

い話。そして、当該病院もどうも大げさにしないで隠蔽したいと言う願望が覗き見えて

る気がしてならないのです。顧問弁護士に聞いて「法律違反ではない」と言ったコメン

トを踏まえて、処分も自分から見れば甘く、最初は公表しなかったわけですが、逆の

立場、患者側からすれば、正直言って「たまったものですはない!」と言うことになる

と思っています。手術は出来るだけ、患者の負担が少ないようにしてほしいし、まして

や無資格の無関係な技士に縫合されたなんて、とんでもない!とか思うように思ってい

ます。

 

今回の件も市への情報提供制度である「市長への手紙」に匿名の情報提供があり発覚

したとのことなので内部からの通報だったように思います。それで市が委員会を設置

して対応した訳ですが、それがもしなかったら、当該患者への謝罪もなかったと思い

ます。まあ、マスコミの報道の仕方もありますが、当該病院の院長が会見で「臨床工

学技士が医療行為を行ったことを重く受け止めており、市民や患者におわびする」と

謝罪し、加えて「顧問弁護士らから刑事罰に当たらないとの見解をもらっている」とし

て、医師法違反に該当しないと強調したそうです。また、 同病院は再発防止のため、

5月から職員全員を対象に、医師法など法律を周知徹底するための研修を毎月実施して

いるとしたそうです。

 

いや、この会見のコメントももう納得がいかないのです。第一、院長が言うように深

く受け止める必要があるトラブルだったら、こんな通報にもなっていないはずです。

それと顧問弁護士に判断や刑事罰に当たるか、どうかも関係がない。自分たちがどう

それを見てどんな対応をすべきかということなので。そして、毎月、研修をして、そ

れで周知徹底になるのかもよく分かりません。変な言い方をすれば外部への格好を整え

ただけ?とも見れちゃいます。基本、お医者様には感謝しながらも、色んな経験やお話

からして安易にお医者様を信用したらいけないと思っている自分からすれば非常に灰色

な出来事でした。